「アニメ商品製作会社脱税の疑い・社長と元弁護士逮捕」の謎

日経の記事

 東京地検特捜部は12日、約5700万円を脱税したとして、アニメキャラクター商品製作会社「コミニカ」(東京・新宿)社長、大久保恭子容疑者(52)=東京都新宿区=と元顧問弁護士、竹原隆信容疑者(49)=同=を法人税法違反(脱税)の疑いで逮捕した。

を読むだけでは(申し訳ないですが)、なんのこっちゃさっぱりわかりまへん。

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模擬裁判傍聴記(@明治大学法科大学院)

本日は、ヤフーの社外監査役も勤めておられる金野志保弁護士(明治大学法科大学院特任教授)から模擬裁判の授業にお誘いいただき、神田駿河台まで行ってまいりました。
以前、中大ロースクールの授業を見学に来ていただいたにも関わらず、逆に30分も株主総会実務等について特別講演をオネダリしてしまったお返し?で、今回は私から訪問させていただいたものであります。

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弁護士の新領域?

昨日のエントリ『「法と経済学を司法試験科目に」に大賛成!』に「3年目弁護士」さんからコメントいただきました。

私は企業法務系の大手事務所に属する弁護士(3年目)なのですが、コーポレートファイナンス論や会計の考え方がちゃんと理解できる、「企業行動を数字で理解できる弁護士」になりたいと日々思っているところです。先生の以前の記事にも「会計のわかる弁護士さんがもっといてくれたらいいのに」的な記載がありましたので、そういう弁護士になれればと思っています。
ただ一方において、「本当にそういう弁護士の活躍の場があるのか?」という疑問もあります。まわりの弁護士を見渡してみると、経済的なものの考え方ができる人はかなり少なく、それでも十分に活躍しているように見えるのです。逆に「経済的なものの考え方ができないとやれない案件」というのに、あまり出会ったことがありません。はっきりいって、企業の方が弁護士に依頼してくる時点では、論点がそれなりに整理されていて、「数字のわからない弁護士でも扱える状態」にしていただいている場合がほとんどです。せいぜい、「税務がわかれば税務訴訟ができる」「会計がわかれば、裁判の証拠書類に会計帳簿がでてきたときに便利」という程度のイメージしかありません。
そこでお聞きしたいのですが、「企業行動を数字で理解できる弁護士」が活躍できる場がどんな場なのでしょうか?会計士である先生の立場からご助言いただけるとありがたいです。

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「法と経済学を司法試験科目に」に大賛成!

成蹊大学の安念潤司教授が、本日の日経経済教室に「法と経済学の視点」シリーズの中編として、

試験で釣るやり口は洗練されているとはいえないが、法と経済学を司法試験などの選択科目として導入することも、もはや現実的な課題であろう。

と結んでらっしゃいますが、これに大賛成するものであります。

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アルファブロガー・アワード2007開催中!

すっかりご案内が遅くなってしましたが、「アルファブロガー・アワード2007」の投票が始まっています。
http://alphabloggers.com/
今年は、今までに選ばれたブログは対象とせず、他の中身の濃いブログをピックアップしようという企画です。
このブログの読者の方にもなじみが深いんじゃないかと思われる以下のブログもエントリーされてますので、みなさん、ドシドシご投票ください!
大杉 謙一さん: おおすぎBlog
スクリーンショット:おおすぎBlog

葉玉 匡美さん: 会社法であそぼ。
スクリーンショット:会社法であそぼ。

shintaku-obachanさん: 信託大好きおばちゃんのブログ
スクリーンショット:信託大好きおばちゃんのブログ

kitanotakeshi55さん: 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら
スクリーンショット:中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら

山口 利昭さん:ビジネス法務の部屋
スクリーンショット:ビジネス法務の部屋

 
(ブログ名あいうえお順。)
(ではまた。)

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有価証券届出書等の虚偽記載と「恐怖のフィードバック」

最新号の商事法務に 筑波大学 弥永真生教授の『金融商品取引法二一条の二にいう「公表」の意義』という論文が掲載されています。
弥永教授は、「警察が公表した場合には『公表』にあたるか」「どこまで調査が進んだ段階での公表が『公表』にあたるのか」等を問題にされてますが、改めて21条の2を読み直してみると、これ、確かに非常に変わった法律であって、(以下、弥永教授の論文とはあまり関係ないですが)、そもそもこの制度の存在意義自体どうなの?という感じがしてきました。

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AED訓練に行ってきた

先週金曜日に、事務所のある郵船ビルの火災避難訓練+「AED」の利用方法に関する講習会があったのでマジメに参加して来ました。
P2s.jpg
AEDというのは「Automated External Defibrillator=自動体外式除細動器」のことで、最近、駅やビルなどにも設置されているのを見かけることが多くなった、アレです。(下写真参照。)
P1s.jpg
感想は、「出席してよかった」。
こういうのはやっぱり、実際に目で見て話を聞いて緊急時のイメージをしないと、いざというときに動けるわけがない。実際、人の命を救えるかどうかは、分単位の勝負になるそうですので、みなさんもぜひ一度、出席されることをオススメします

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骨単(ホネタン)

日本科学未来館でやっている「地下展」
chikaten.jpg
に行ってまいりました。
帰りにミュージアムショップで買ったのがこの本。

骨単—ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (骨編))
原島 広至 河合 良訓
エヌ・ティー・エス (2004/04)
売り上げランキング: 57367

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個人投資家が企業を振り回す?(その2)

先日のエントリ「個人投資家が企業を振り回す?」にはたくさんコメントいただき、ありがとうございました。
HHさんのコメントでご紹介いただいた日銀政策委員会審議委員西村清彦氏のBrookings Institutionにおける講演にあった円ドルのボラティリティの図
USD_JPY_implied_volatility.jpg
を見ると、市場全体のボラティリティ(黒の線)は1年前(グレーの線)に比べて(逆に)下がってますので、「個人投資家が行うFX取引が企業を振り回し始めている」というWEDGEの記事はやはり全く根拠がないんじゃないでしょうか。

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家の裏にタヌキが出た。

奥さん&息子2人と目が合ったらしい。
ここ、結構都会だと思うんですが、庭先がガケ(森)なので、いろんな生物が生息しているようです。
以前は、長さ1mくらいのヘビが隙間から家の下にもぐりこむのを奥さんが目撃。
(その後、ちょっと金運が良くなった気も。)
小学校低学年のころ、五日市の寺で剣道の合宿をしたときに目撃して以来見たことがなかったナナフシも、ここに越してきてから2回ほど見かけました。
神経の細い方はご覧にならないほうがいいと思いますが、先日は、家の前のアスファルトの上を、下記のようなナゾの虫がノコノコ歩いているのを発見。

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