正月三が日に恵比寿で「インフォーマント!」を見て来た。
これ、アメリカの企業で働く主人公が企業の不正について内部告発でFBIに協力する、という話なので、「正月早々、そんな仕事っぽい映画見たくない」と主張したのだが、奥さんが「マット・デイモン主演、スティーヴン・ソダーバーグ監督だから」と言うので。
確かにマット・デイモンは賢く出演する映画を選ぶだろうと思って見に行ったのだが・・・奥さんと私を含め、映画を見終わった観客たちの頭の上にはCGの「?」マークが3つくらいずつ浮かんでいた。
映画は実際の事件(リジンカルテル事件)に基づくもの。
主人公が勤務していたアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)社の他に、「味の素」や「協和発酵」といった日本の会社も実名で登場するので、両社にとっても今さら事件を蒸し返されていい迷惑のはず。
ただし、映画を見終わると、報道から受ける印象とはまた別の感想を持たれるかも知れません。
マット・デイモンは、この映画を撮るために体重を増やしてメタボな激太りのおっさんに変身してるんですが、ソダーバーグ監督といい、「オーシャンズ」や「チェ」シリーズ等の後に、なぜあえてこの映画を撮ろうと思ったのか、よーわからん。
「内部統制、独占禁止法、監査、コーポレートガバナンス、アメリカの司法制度等に興味ある方は必見の映画」とも言えますが、見終わって「なんじゃこりゃ」という感想を持たれてもまったく責任は取れませんので悪しからず。
少なくともデートで見に行く映画じゃないかもね。
ちなみに、最近はシネコンで映画を見ることが多いので、座席に飲み物のカップ置くホルダーがない映画館というのもひさびさなら、ネットで予約しないで対面でチケット買ったのも、駐車場の割引がないのもひさびさでした。
DVDになったらレンタルで借りて、もう一度英語字幕をじっくり読みながら見てみたいと思います。
(ではまた。)
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