週刊isologue(第104号)東京電力(基本編)

今週は東京電力を取り上げます。

巷では今、「東京電力は、巨額の賠償金どうするんだ?」「国有化されるんじゃないか?」「東電の株式はどうなるの?」等、いろんなことが言われてますが、例によって、開示された資料からどこまで何が言えるかについて考えてみたいと思います。

今回は、まずは基本的なあたりから。

 

目次とキーワード:

  • 固定性配列法
  • 自己資本は、損害賠償に耐えられそう?
  • 東京電力の設備
    (原子力を含む発電、送電等)
  • 核燃料という固定資産
  • 法による積立金
  • 資金調達の方法
  • 巨額の廃炉コスト等は考えられているのか?
  • 東京電力はリスクをどう開示していたか?
  • 株主構成
  • 役員構成とコーポレートガバナンス
  • 「国有化」の意味

 

(ではまた。)

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Yomiuri Online「磯崎哲也の『起業案内』」連載第2回目

改めまして、今回の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福、及び、被災された方々の生活が一日も早く元に戻ることを心よりお祈り申し上げます。

 

先ほど、3月7日より連載を開始した、Yomiuri Onlineの「磯崎哲也の『起業案内』」第2回目が掲載されました。

今回のテーマは「『絶対確実な未来』なんて存在しない」。

 

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今回の大震災で被災された方々をお見舞いすると同時に、この出来事が、ベンチャー企業を含む人々のマインドを大きく変えるのではないか、という話をさせていただいております。

 

(ではまた。)

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週刊isologue(第103号)ベンチャー企業における転換権付借入の利用(その3)

今週も、先々週、先週に引き続き、米国のベンチャービジネスに使われている転換権付借入(Convertible Promissory Note、以下「Convertible Note」)について取り上げます。

今週はこれを日本法の下でこれを行ったらどうなるか?という視点から、まとめてみました。

 

(ではまた。)

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週刊isologue(第102号)ベンチャー企業における転換権付借入の利用(その2)

今回の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福、及び、被災された方々の生活が一日も早く元に戻ることを心からお祈り申し上げます。

私はおかげさまで自宅の本棚から本が1冊落ちた程度の影響で家族や親戚にも特に被災したものはおりませんので、今週の週刊isologueは休まずお届けします。

ただ、みなさん何かとバタバタされていて、ややこしい条文などを大量に読むのも大変かと思いますので、今回は、あまり税務や法律等には踏み込まず、図解多めのあっさり目にしてみました。:-)

 

 

今週は、先週に引き続き、米国のベンチャービジネスに使われている転換権付借入(Convertible Promissory Note、以下「Convertible Note」)について取り上げます。

これ、先週もお伝えしたとおり、アメリカではシードやアーリー段階(ステージ)のベンチャー企業において広く使われているようですが、日本法の下でこれを行った会社というのは、ほとんど聞きません。

(先日、米国のエンジェル投資家が日本のベンチャー企業にConvertible Noteで投資をしたようですが、何法に基づく、どういった契約だったんでしょうか。非常に興味あります。)

 

資金調達する側は、設立したばかりで売上もまだ立ってないようなシード・ステージの企業で、投資家側も個人のエンジェルが中心となると、法務を含むアドミニストレーションの体制が整っていないことがほとんどではないかと思います。
日本で今まで実例が無いので、特に最初の例は、法律・会計・税務等の論点を総合的につめて考えないといけないはずですが、あまり専門家に相談するというマインド自体が存在しない段階かも知れません。

また、資金調達額もせいぜい数千万円程度と少額だとすると、何十万円、何百万円といった専門家のフィーをかけるのは、ちょっと割に合わないはずです。

日本にも、こうしたConvertible Noteのひな型が出回って普通に使われるようになれば、ぐっと使いやすくなるのかも知れませんが(その点をこれから検証してみたいと思います)、最初に手を出すのは、なかなか敷居が高そうです。

 

今回は、会計・税務・法律的に、日本でどのようにConvertible Noteが実現できるかを検討する前提として、まず、Convertible Noteの経済的性質を図解で見ながら考えてみたいと思います。

 

目次とキーワード:

 

(ではまた。)

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週刊isologue(第101号)ベンチャー企業における転換権付借入の利用(その1)

今週は、アメリカの創業間もないベンチャー企業でよく使われる株式への転換権付きの借入れ(Convertible Note)の活用について取り上げます。

日本で一般的な銀行等からの借入れは、リスクが大きいベンチャービジネスにはあまり向かないことが多いのですが、米国では意外に、スタートアップしたばかりの企業が「借入れ」を利用しています。

 

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Yomiuri Online「磯崎哲也の『起業案内』」連載スタート

先ほどより、Yomiuri Onlineで「磯崎哲也の『起業案内』」なる連載がスタートいたしました。

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(私は自分で「磯崎哲也の」なんてタイトルを付ける度胸はございませんので、これは、読売新聞のご担当の方につけていただいたタイトル名であります。念のため。:-)

そして、第一回目は、(これも編集担当さんのご要望で)、お恥ずかしながら、私の今までの略歴的なことを述べさせていただいております。
(「ベンチャー的人生のススメ」)

 

月2回程度の連載予定です。

メルマガやブログでは、かなりディープでマニアックでテクニカルな話をすることが多いですが、こちらでは、一般の読者向けにわかりやすく、起業について語っていきたいと思います。

(「発言小町」並の人気コーナー目指して、がんばります。:-)

 

(ではまた。)

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新刊JP:「電子書籍と出版業界の未来とは?(前編)」掲載されました

先日、iPhoneのアプリ「朗読少女

 

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で、中島敦の「山月記」等をダウンロードして聞いてみて感動したので、ツイッターで(もちろん冗談だったのですが)、

乙葉しおりに「起業のファイナンス」を朗読してもらえないものだろうか…。

と、つぶやいてみました。

 

乙葉しおり」ちゃんというのは、朗読少女で本を朗読してくれるキャラクターです。

 

すると、(これがツイッターのすごいところで)、あっという間に、私のそのツイートが、朗読少女をやっているオトバンクの上田社長にまで転送されてしまいました(笑)。

 

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このご縁で、(朗読少女ではないのですが)、オトバンクさんから「起業のファイナンス」のオーディオブックを出していただく方向でお話が進んでいます。
(いやー、ツイッターすごいわー。)

 

で、今回、オトバンクさんのサイト「新刊JP」でインタビューもしていただきました。

 

電子書籍と出版業界の未来とは? – 磯崎哲也さんに聞く(前編)

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前後編で、いろいろ電子出版その他の新しい媒体について、思うところを語らせていただいてます。

 

(ご参考まで。ではまた。)

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「渋谷創業支援塾」で講演します

(追記 3/2 17:00:やはり席は1日で瞬間蒸発しました。)

渋谷区主催の創業支援塾「渋谷創業支援塾」で、3月18日金曜日18:30から講演することになりました。

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無料ですし、私以外の講師陣(北城 恪太郎氏、小池 聡氏、勝屋 久氏、本荘 修二氏, 高須賀 亘氏)が豪華で、しかも「定員50名(先着順、全5回受講者を優先し定員になり次第締め切らせて頂きます)」とのことなので、おそらく席は瞬間蒸発しちゃうと思います。

受講されたい方はお早めに。

講演は1時間で、あまり複雑なことはしゃべれませんので、私の部分については「起業のファイナンス」をベースに、ベンチャー企業の資金調達や資本政策などについて、基礎的・概観的な話をさせていただくことになると思います。
(今までセミナーや講演会に来ていただいた方には、同様の内容、またはその簡易版になるとかと思いますので、ご了解ください。)

詳しくは下記のリンクからどうぞ。

http://eventforce.jp/event/13846

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