週刊isologue(第4号)サン・マイクロシステムズは、なぜオラクルに「身売り」したのか?

毎週月曜日ごとにちゃんとメルマガをお送りするなんてことができるのかどうか若干不安もなきにしもあらずでしたが、「週刊isologue」もおかげさまで今回で4回目、なんとか無事、1ヶ月分をお送りできました。

 

今回は、先日4月20日にオラクルに買収されることを発表した「サン・マイクロシステムズ」について、です。

知ってるようで知らないサン・マイクロシステムズの全貌について、改めて財務データ等の開示資料からおさらいするとともに、買収の契約書をもとに今回のスキームについて図解します。

また、サン・マイクロシステムズはオラクルに売上でそんなに引き離されているというわけでもないのに、なぜサン・マイクロシステムズがオラクルの軍門に下らなければならなかったのか?、オラクルはサン・マイクロシステムズを買う十分な体力があるのか?、独占禁止法等に抵触してこのディールがブレイクする可能性はまだ残っているのかいないのか、等についても考察してみました。

 

ということで、「サン・マイクロシステムズ」の買収について、マスコミではあまり報道されてない いろいろな角度から検討させていただいております。

 

 200904270821.jpg 200904270822.jpg

 

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よろしくお願い致します。

(ではまた。) 

 

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経済教室「再考 金融危機の真因(下)」に異論あり

ソニーコンピュータサイエンス研究所の高安秀樹氏が書かれた昨日の経済教室「再考 金融危機の真因(下) 売り手責任の甘さが問題」は、読んでいて非常に違和感がある内容でした。

 

高安氏が書かれた、経済物理学の発見

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高安 秀樹
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おすすめ度の平均: 4.0

5 学問の広がりに期待を抱かせる一冊
2 ちょっと強引な気が。。
5 21世紀の経済学がここにある
5 LTCMの失敗
5 投資家にもお勧めしたい一冊

 

は、非常に面白い本だと思うのですが、高安氏は、実際の金融界の話をどこまでご存知の上で、今回の経済教室を書かれたんでしょうか?

(「オレの方が知ってるぞ」という意味ではなくて、素朴に「どうなんだろ?」という疑問であります。)

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今週の島耕作(上場会社の決定事実と適時開示)

本日の週刊モーニングの巻頭カラーは「社長島耕作」で、
「ついに、初芝五洋ホールディングスにかわり『社長島耕作』作中で使われる新社名&新ブランドが決定しました!!」
であります。(読者から公募で新社名を募っていた結果発表が、劇中で行われるわけです。)

それはいいんですが、今回も上場企業実務としてはツッコミどころ満載ではないかと思いますので、以下、問題を作ってみました。

 

ロシア出張中の島耕作社長が、日本とビデオ会議を開始しました。

日本側「先程、新社名制定プロジェクトチームで最終候補を5点に絞りました」
「うん 今 手元に資料が届いている この中から決めればいいんだな」
ロシア駐在スタッフ「新社名ですね!今日決定するんですか?」
「そうだ」

といった会話の後、島社長が5つの名前を検討して新社名を決定しました。

 

問1.この決定プロセスにおいて会社法上考えられる問題点について、あなたの考えを200字以内で書きなさい。

 

島社長の決定を受けて、日本側のスタッフ間で以下のような会話が行われます。

日本側スタッフ「○○だ、○○に決定したぞ」
日本側スタッフA「いいか、このことは5月の株主総会まではマル秘だからな!(a)
日本側スタッフB「わかっています!漏れないように徹底します!」

 

問2.初芝五洋ホールディングスはなぜ5月に株主総会を行うのでしょうか。会社法、金融商品取引法、法人税法等の観点から、考えられる可能性を述べなさい。

 

問3.下線部(a)では日本側スタッフが「このことは5月の株主総会まではマル秘だからな!」と言い、島社長も「正式にマスコミに公表するのは5月の株主総会」と述べています。

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上場会社の決定事実に係る適時開示の観点から、このスケジュールについての問題点を述べるとともに、初芝五洋ホールディングスが取るべき適切なプロセスを述べなさい。

 

(以上。ではまた。)

 

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金融危機の「構造」はなぜ事前にはわからないのか?

本日の日経新聞朝刊「経済教室」欄に載っていた、藤井眞理子東京大学教授の論文「再考 金融危機の真因(上) 再証券化リスク拡大招く」に書いてあったURLの先にあった、藤井眞理子教授(他)の論文のpdfファイルのURL。(メモ)

証券化と金融危機?ABS CDOのリスク特性とその評価(PDF:1,376K)
http://www.fsa.go.jp/frtc/nenpou/2008/08-1.pdf

複雑な数式がたくさん出て来ますが、結果として導出されている図は、(複雑な数式がわからないと理解できないというようなものではなく)、直感的に考えてもすんなりイメージできるものなのではないかとも思います。

 

この論文の主張でもあると思いますし、週刊isologue(第2号)「AIGの経営危機のディープな記録とその示唆」にも書かせていただいたんですが、
問題は、こういう「後知恵では『あたりまえじゃん』というたぐいの話」に対して、なぜ事前には誰も(有効に)ツッコめなかったのか、ということではないかと思いますし、その構造を明らかにし、そうした構造に対する対策を考えることは非常に大切ではないかと思います。

「変化の激しい世の中では、神ならぬ人間が、事前にこうした『システマティック』(またはシステミック)なリスクを必ず見抜けるようなアルゴリズム(マネジメントあるいはコントロール)は存在しないんだよ。」
ということなのかどうかも含め。

 

(ではまた。)

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OracleによるSun Microsystems買収で、MySQLはどうなる?

OracleによるSun Microsystems買収が決まったので、サンの10-K

http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/709519/000119312508187118/d10k.htm

を読み始たんですが、MySQLって、今、サンが権利を持っていたんですね・・・。(不勉強ですみません。)

 

MySQLが「タダ」でなくなるということは、オラクルにとってすごいメリットなんじゃないでしょうか。

(そうでもないのかな?)

オラクルとMySQLを足したシェアって何%くらいなのか知りませんが(ほとんどの領域で100%近い?)、アメリカの競争法上、それってアリなんでしょうか?

(取り急ぎ。)

 

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週刊isologue(第3号)ソフトバンクは「大丈夫」なのか?

メールマガジン週刊isologue(イソログ)も、今回で第3号であります。

今回は、来週に平成21年3月期の決算説明会を控えたソフトバンクさんについて取り上げさせていただきました。 

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ソフトバンクは、3年前の2006年4月24日、英国のボーダフォン・グループ等が保有していたボーダフォン日本法人(以下「ボーダフォン」)の株式をTOB(株式公開買付け)により取得、子会社化して、「携帯電話事業者」へと変身を遂げました。

「犬のお父さん」のCMが全CM中の好感度第1位で、契約者の純増数でも1位をキープしつづけており、主力の携帯電話事業の営業面は絶好調のように見えます。

一方で、先日4月10日にCDOの損失で750億円の特別損失を計上することが発表されました。また、巷では、その時に調達した1兆4000億円の資金に付随する「コベナンツ(財務制限条項)」により、ソフトバンクの経営は大きな制約を受けているのではないかと心配する人もいらっしゃるようです。
絶好調に見えるソフトバンクに不安材料は無いのでしょうか?

今月4月30日に行われる予定の「2009年3月期決算」の発表を控え、今回は、有価証券報告書、決算発表会ビデオその他ソフトバンクが開示している各種の資料から、ソフトバンクの現状をどこまで読み解くことができるのか、来週の決算報告会のどのへんに注目して見ればいいのか、一緒に考えてみましょう。

 

ということですが、「営業的に絶好調に見えるイメージの陰で、ソフトバンクにはいろいろ財務的に懸念材料がある」というようなことをおっしゃる方もいらっしゃるので、今回、ソフトバンクさんが公開されている大量の開示資料等や雑誌記事等を見直してみて、ホントの実態がどのへんにあるのか、財務データ等に立ち返って考えてみた次第です。

個人的にも、(ソフトバンクの)iPhoneを買おうかどうしようか未だに迷っておりまして(とてもアーリーアダプターと言えないですが[苦笑])、Felica対応するというウワサもあるけどアップル側がソフトバンクを[財務的に]どう見ているのか、といった点からも、ソフトバンクがどういった実態なのかを押さえておきたいと思いまして。

結果として、印刷すると20ページもの図表入りの大作になってしまいました。

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(ではまた。) 

 

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「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」

今週、電車内の痴漢事件で最高裁が逆転無罪判決を出して非常にタイムリーですが、4月15日に発行された痴漢冤罪などに関する本「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」を小学館さんから送っていただきました。

 

女たちよ、女性専用車両に乗れ!
通勤電車環境向上委員会
小学館
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私も、第三章でコメントをさせていただいております。
ちなみに私は、「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」と思っているわけではないですので、念のため。

(というか、3ヶ月前に取材の依頼をいただいたときには、「異論あり!女性専用車両」という仮題だということなので取材をお受けしたのですが・・・まったく逆のタイトルになっちゃいましたね・・・。)

 

痴漢冤罪事件がいかに不条理なものかというのは、複数の弁護士さんからご苦労話を伺ってますが、私の主張は、男女の専用車両を作ればそれでいいというもんではなくて、2年前に、「犯罪・冤罪を発生させないための鉄道会社の人道的責任(なぜカメラに投資しないのか?)」に書かせていただいたとおり、

「そもそも犯罪を発生させないための抑止効果と、犯罪が発生したときの証拠が取れる体制作りのために、電車内にカメラを設置する人道的責任が鉄道会社にはあるし、そのためのコストは年々下がっているはずだ。」

ということであります。

加えて、電車内の犯罪は痴漢だけでなく暴力も窃盗もあり、カメラの設置はそうした犯罪の抑止や証拠の記録にもなります。

 

マスコミのみなさんも、電車へのカメラの設置を応援するキャンペーンを張った方が得になると思いますよ。

鉄道会社がカメラを設置しないのは、顧客の嫌悪感を心配して、ということもあるかも知れませんが、それよりももしかすると、現在は網棚の上にのっている雑誌をホームレス風のおじさんが集めて駅前で100円で売っているのが、カメラが付くことで、おじさん達が占有離脱物横領罪とか窃盗罪で捕まることを心配して雑誌を回収しなくなったら、清掃コストが大幅にアップしてしまう、ということを心配しているからじゃないかと思います。

犯罪・冤罪を発生させないための鉄道会社の人道的責任(なぜカメラに投資しないのか?)」に書かせていただいたようなカメラの設置方法であれば、悪いことを考えていない大多数の顧客には心理的圧迫感もないでしょうし、電車にカメラが付いて、ホームレス風のおじさんが電車内に捨ててある雑誌を回収しなくなれば、雑誌の売上増にも貢献するんじゃないかと思いますので。

 

(ではまた。)

【追記】

Amazonの当該書籍のページの「関連商品を買った人はこんな商品も買っています」の欄がすごいことになってますね。(苦笑)

これ、実際の購買履歴に基づく実績なのかしらん?
発行されたばっかりだから、「内容紹介」のキーワード等に基づく(間違った)クロスセルなんでしょうか?

小学館さん、Amazonに文句付けた方がいいんじゃないかと思います。

(ではまた。)

 

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裸体とディスクロージャー

昨年見逃していた、放送大学 青山昌文教授による「芸術の理論と歴史(’06)」の第1回の録画を拝見いたしました。

(エラソーな芸術評論家というよりは、「いかにも芸術が好きで好きでたまらない」といった、そのオタク的な語り口も含め、我が家では夫婦して青山教授ファンなのであります。)

青山教授は、ローマのボルゲーゼ美術館で、ティツィアーノの「聖愛と俗愛」

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(聖愛と俗愛 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1515年)

の絵の前に立ち、以下のようなことをおっしゃってます。

 

これは、ボルゲーゼ美術館の至宝とも言うべきティツィアーノの「聖愛と俗愛」であります。

えー、ま、普通に考えるとですね、ごく一般に考えますと、着物を着ている方が「神聖なる愛」で、着ていない方が世俗的なといいますか「俗なる愛」と思う方がいらっしゃるかも知れません。

しかしそれは、非ヨーロッパ的な伝統においては確かに、ま、服を着ていない裸の方がそういう「俗なる愛」であって、服を着ている方が「神聖なる愛」というふうに思えるかも知れませんが、

ヨーロッパの古典的伝統においては話はまったく逆でありまして、服を来ていない方が神聖なる愛、天上的なる愛を表しており、服を着ている方が、地上的な世俗的な俗なる愛をあらわしているわけです。

なぜかといいますならば、服を着ていないというのは、裸体というのは覆われていないということでありまして、覆われていないということは真理を表している、本質を表しているということでありまして、その意味において、服を着ていない裸体像の方が世界の本質を表し、世の真理を表しているという、天上的なものを表し、より神に近い存在として、この裸体像が存在しているというのが、ヨーロッパの古典的な文化の伝統なんですね。

そういうことを知らないで見るのと、それを知った上で見るのでは、ヨーロッパの古典的な絵画作品を鑑賞する上に、決定的な差が生じるわけでありまして、この講義においてはですね、ヨーロッパの古典的なものが持っている深い様々な意味合いといったもの、それを知ることによって絵画のより深い本質がもっとよくわかるようになると、そういう様々な知識というものがあるわけでありまして、そういうことをじっくりと講義して芸術鑑賞の理解に役立てるようにしたいと思っております。

 

(うちの奥さん、「どの大学の美術史の授業も、だいたいこの話から始まる。」とエラソーにのたまわっておりましたが。)

 

古代オリンピックが全裸で行われたとか、アダムとイヴがいちじくの葉で隠したとか、カトリックにおける「告解」とか、ヨーロッパには「ハダカ=隠さないこと=本質=善」という数千年にわたる文化が脈々と生き続けている気がします。

 

どうも日本では、「いいことも悪いことも内情を洗いざらい開示する」ということに対しては未だに抵抗感がある人も多いのではないかと思いますが、もし、ディスクロージャーというものが、上述のような「ヨーロッパの文化的伝統」に連なるノリの上に構築されているとすると、すんなり理解できないのもいたしかたない気もしますし、「そういうことを知らないで見るのと、それを知った上で見るのでは、決定的な差が生じる」という気もいたしますね。

以上、木曜日の昼下がりの頭の体操でした。

 

(ではまた。)

 

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Skype、IPOへ

今朝のWSJで、2010年上期にも、米eBay社がSkypeを切り離すという報道がありました。

というわけで、ひさびさにeBayの財務情報を拝見。
セグメント別情報を見てみると、確かにSkypeの売上って、(eBayの全売上の中では)まだ小さいんですね。

eBayの2008年度10-Kのセグメント情報から作ったグラフが下図です。
(「Communications」とある黄緑色の部分がSkepe分の売上。)

 

eBay_2006_2008.jpg

(単位:千US$
  http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1065088/000095013409003306/f50770e10vk.htm#111
 ファイルサイズでかいので、ご注意。 )

Marketplacesがいわゆる「eBay」のオークションで、「Payments」がPayPalということかと思います。

Skypeの売上は、急速に伸びてはいますが「たかだか」550M$程度ですが、世界の電話産業のマーケット規模を考えれば、もうちょっと売上を伸ばす方策があるような気もします。

投資もかかりそうなので、eBayがキャッシュをそっちにまわすよりはIPOで、という感じでしょうか。

(取り急ぎ。)

 

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週刊isologue(イソログ)第2号 「AIGの経営危機のディープな記録とその示唆」

メールマガジンで送らせていただいてます「週刊isologue」第2号は、「AIGの経営危機のディープな記録とその示唆」と題しまして、現在、経営危機に陥っているアメリカの金融機関「AIG」社について深堀りして見てみました。

pic1.png

 

AIG社は2008年度に約10兆円もの巨額な赤字を計上したわけですが、日本のマスコミでは、「リーマン・ブラザースは破綻させたのにAIGは救済された」とか、「公的資金の注入で救済を受けながら高額のボーナスを役職員に支払ったということでバッシングを受けている」といったことのみが伝えられ、「実際にどのようなメカニズムで経営危機に陥ったのか」とか、「政府からどういったスキームで資金提供を受けて来たのか」といった詳細な経緯については、ほとんど報道されていません。

結果として、「なんか悪いやつらが小難しい理屈を振り回してリスクの高いことをやっていたらしい」といった印象や、「アメリカ流の資本主義はもうだめだ」といった漠然とした不安感だけが頭に残ってしまいます。

今回は、AIG社が提出した10-K(年次報告書)に記載された詳細で生々しい記録から、AIGが経営危機に陥る昨年後半の緊迫した経緯や、政府支援の経緯を読み込むとともに、そこからこうした現代の巨大な金融機関の実像について考えてみたいと思います。

・・・といった感じで、昨年後半の経緯や、政府からの資金供給がどういった内容の優先株式やスキームで行われているのか等の詳細を見るとともに、AIGのリスク管理がリスクがダメだったことが経営危機の原因なのか?、我々がAIGから学べる教訓は何なのか、といったことについて考えてみました。
(ではまた。)

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