飲食産業におけるアルコールに関する「積極的」確認の必要性?

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • Delicious
  • Evernote
  • Tumblr

女高生2人に酒1升提供、「餃子の王将」書類送検へ
 未成年の客と知りながら、川崎市の公立高校2年の女子生徒2人(いずれも17歳)に日本酒1升(1・8リットル)以上を提供したとして、神奈川県警中原署は19日、同市中原区の「餃子の王将武蔵小杉店」のアルバイト店員の男子大学生3人(19?22歳)と、同店を経営する「王将フードサービス」(大東隆行社長、本社・京都市)を風営法違反(未成年者への酒類提供)容疑で横浜地検川崎支部に書類送検する。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080319-OYT1T00007.htm
私が先週、餃子の王将に行った時の話なんですが。


隣のオヤジがビールを注文したら、注文を取っていたバイトの女の子が、
「お客様、本日はお車でご来店ではございませんか?」
と訊いていてびっくりした。
道交法改正で、 酒類提供の禁止

何人も、第一項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。[65条3項]

が盛り込まれたのは知ってましたが、「おそれがある」というのは「客が飲酒後に車を運転するであろうことを店側が知っちゃった」場合ということであって、飲酒後に車を運転する可能性があるかどうかを積極的に確認するところまでは必要ないでしょう、と思っていたので。
昨年末に上記の女子高生の飲酒事件が発生した後、急遽マニュアルを強化して、車の運転や未成年かどうかについて「積極的確認」を求めるようにしたんでしょうか。(その店は大きなJRの駅前の店なので、店の専用駐車場があるわけでもないんですよね。郊外型店のマニュアルと駅前店のマニュアルを作り分ける暇もなかったと考えると、私が感じた唐突感も納得がいきます。)
それとも、いまどきの外食産業では、そういう「積極的確認」が主流になりつつあるんでしょうか。
(私、あまり酒を飲まないので、よくモノを知らないんですが・・・。)
(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

6 thoughts on “飲食産業におけるアルコールに関する「積極的」確認の必要性?

  1. 王将に行かれるとはとても意外です。
    先生はもしかして京都出身なのでしょうか?
    都内では新橋店がお気に入りです。
    雰囲気もシチュエーションも王将にふさわしい。餃子も焼き加減もすばらしいです。
    餃子食いたくなってきた。

  2. 居酒屋での運転確認の件・・・道路交通法と居酒屋さんのコンプライアンス?(苦笑)

    このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。 磯崎さんが、

  3. そのうちお通しといっしょに
    個人情報保護の紙みたいのが出てきて
    サインさせられる時代が来るんでしょうね。
    僕も新橋店はよく行きます。
    王将って安いイメージだけど結構高くつきますよね

  4. この読売の記事のポイントは「女子高生2人」と
    「1升以上」につきますね。(笑)
    生ではなく、ポン酒。
    チュウハイでもなく、ポン酒。
    天晴れなり女子高生。
    ちなみに私は5合も飲んだら歩いてお店を出られません。
    (35歳 オヤジ)

  5. こんにちは。
    車で来店したのか訊いたところで、客は飲みたくて来店しているのだから正直に答えるとは思えず、この問いは意味がない、逆に店側は常に”NO”という答えが返されることで責任を回避しているということなのでしょうか。ちなみに、私は酒類を注文するときに斯様な質問を受けた記憶はありません。
    それにしても2人に対して一升も飲ませてしまうというのは、酒類提供業者としては「善管注意義務」に欠けていたかもしれませんね。飲ませすぎたために、バレてしまったわけですから。