ネット・エコノミー解体新書 第7回「携帯電話−巨人たちの戦い(前編)」

日経BPさんのサイトで書いている、「ネット・エコノミー解体新書」の第7回、「携帯電話−巨人たちの戦い(前編)」がアップされました。
http://www.nikkeibp.co.jp/netmarketing/column/economy/061109_softbank/
ソフトバンクの参入で、今後どのような競争が展開されるか、興味わくわくの携帯電話市場ですが、この動きを、(技術やマーケティングというよりは)、財務的な観点から追ってみよう、という試みです。
長いので、今回は前後編に分けまして、まずは前編として、ソフトバンクによるボーダフォン(日本法人)買収のスキームと、「そんな”自分より大きい”会社を飲み込んじゃって、ソフトバンクは大丈夫なの?」という点について検討させていただいております。
(このへんのスキームの構造が、後編のDoCoMo、auとの「競争」をどう見るか、というところにも繋がってくる予定です。)
(よろしくお願いいたします。)

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トラックバックの不具合、直ったっぽい

いただいたトラックバックを受け付けないエラーも直ったっぽいです。
Movable Typeでは、一定期間に一定以上の数のトラックバックを受け付けると、その後のトラックバックを一切受け付けなくないしくみになっているようですが、スパム以外の方の被害が大きいので、ipアドレスが違えば受け付ける、というコードの変更をいたしました。
こちらおよびこちらのサイトを参考にさせていただきました。どうもありがとうございます。)
以下、備忘のためのメモ。(今後とも、バージョンアップのたびに書き換える必要があるかも知れないので。)

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メンテナンス終了しました

このブログを運用しているソフト(Movable Type)のバージョンを「3.33-ja」に上げる作業を終了しました。(意外に、何もトラブルがなかった・・・。もっと早くやればよかった・・・。)
もうコメント、検索等は使えると思います。
これから、先のエントリに書いた不具合についての確認をしてみます。
(取り急ぎ。)

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メンテナンスのお知らせ

日中のアクセスの多いときではなはだ恐縮ではございますが、今からちょっと、このブログを動かしているソフト(Movable Type)のバージョンを「3.3」に上げる作業をさせていただきます。
ブログの閲覧は(スタティックのhtmlとして出力しているので)そのまま可能だと思いますが、コメントや検索等が一時使えなくなるかも知れません。
「いただいたトラックバックをほとんどの場合受け付けなくなっている」のと、「コメントいただいた方がURLを書いていても名前のところにリンクが表示されない」不具合があって、長い間ほっぽらかしていたのですが、時間ができたのでやってみます。
(バージョンを上げることで直ればいいんですが・・・。)
ではまた。

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Verizon・YouTube提携

またしても、YouTubeネタに強いThe Wall Street Journalが第一報。

Verizon, YouTube Aim To Bring Web Videos To Cellphones, TV
Date: Tue, 7 Nov 2006 04:07:05 -0500 (EST):(日本時間18:07)
Verizon Communications Inc. is in advanced talks with YouTube Inc. to bring the popular Web site’s videos to cellphones and television sets, in what would be a landmark link-up between telecom and Internet video.
(以下略)

http://wsj.com/article/SB116287347794115326.html
(有料)
パケット定額の携帯電話でYouTubeが見られるようになったら、少なくともワンセグなんかよりは全然ニーズがあること間違いなし。
(先日、電車に乗りながら、FOMAのM2501で自宅のロケーションフリーにアクセスしたら、家のHDDビデオに録画してあった画像がすごくなめらかにパソコン画面で見られたので、いたく感動しました。つまり、日本も技術的には「どこでもオンデマンドテレビ」は、すでに全く可能なわけです。が、同時に、パケットも10秒で1MB[約150円]くらい平気ですっ飛んでいくので、怖くなって30秒くらいで止めました・・・[苦笑])
ただ、アメリカの携帯の画面やファイバーの普及度って、現在、どんな感じなんでしょうか?
記事中にも、

Verizon said it had 522,000 customers for its fiber-based Internet service and 118,000 TV customers.

などという記述もあり、光ファイバーの普及度では、日本に全然追いついてないようですね。
ということで、日本の方が「技術的なインフラ」ははるかに進んでますが、「電話会社やテレビ局のエラい方々がYouTubeと組む気になるかどうか」といった「マインド面」は、変わるのに非常に時間がかかりそうであります。
かくして、米国でどんどん「既成事実」が作られていって、旧来的なテレビのビジネスモデルが崩れていくのを横目で見る日々が続くんでしょうけど、どう考えても、3〜5年以内には、日本のテレビ業界も、ガラガラと音を立てて変化せざるを得ないんではないかと。
YouTubeとの提携とかいう話となると、またもや、まっさきに「あの会社」さんが、やってくださるんでしょうね、きっと。(1年半後くらいまでには。)
(ではまた。)

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本日の島耕作

新シリーズ第一回目の本日発売号、冒頭のシーンにて。

万亀会長:
島耕作君を専務取締役に選任する議案について決議をとりたいと思います
異議はございませんか
(議場):異議なし
異議なし
万亀会長:
過半数の同意ありと見做し 商法二六〇条の二の規定に従いまして
島耕作君を専務取締役に選任いたしました

ここで2つのことに気づいたんですが。
島耕作は(「ヤング島耕作」と違って)、リアルタイムでドラマが進行してるのかと思ってたんですが(103型のプラズマディスプレイをインドでお披露目するなど)、今週号までの話は、少なくとも今年4月以前のものだ、ということですね。
もう一つ。(私、初芝電産のような大企業のおごそかな取締役会に出たことないのですが)、このクラスの企業になると、取締役会の決議の際に、根拠法令の条文を言うんですかね?
旧商法第二六〇条の二、というのは、

 取締役会ノ決議ハ取締役ノ過半数出席シ其ノ取締役ノ過半数ヲ以テ之ヲ為ス但シ定款ヲ以テ此ノ要件ヲ加重スルコトヲ妨ゲズ
(以下略)

ですが、わざわざ読み上げるには、あまりに一般的な規定なような気も。
おそらく、定款に役付取締役の規定があると思いますので、言うとすれば、「定款第19条の規定に従いまして」、といった感じではないかしらん。
−−−
以前のエントリに書かせていただいたとおり、初芝電産のコーポレートガバナンスは、もともとあまりイケてないような気がしますが、逆に、そういう(あまり意味があるとは思えない「プロトコール」があったりする)方が、日本の大企業を題材とした漫画としては「リアル」かも知れませんね。
(ではまた。)

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プログラマ様に命預けます(2006年車の旅)

7年前に買った前の車の走行距離が、あと7000キロで10万キロ達成という状況になってきたので、先月、思い切って「エスティマ・ハイブリッド」を発注。
学生のときはじめて買った車が、バイト先のガソリンスタンドのOBから買った、「ケンメリ(スカイライン、HKSボルトオンターボ、MOMOのハンドル、ブレーキパッド:フェロード、ホイール:RSワタナベ、強化サス、強化クラッチ)の中古」だったオジサンとしては、「エスティマ=ぬるそ〜」というイメージでしかなかったわけですが、
以前、小倉優子嬢がこりん星から乗って来る「いちごの馬車」が実は「エスティマ」だということをテレビでカミングアウトしているのを見てから(笑)、ちょっと気になってました。
気にしてみると町中でよく見かけるので、統計を見てみると、なんと日本で4番目に売れてる車だとのこと。
hanbai_ranking.jpg
ハイブリッドの生産はラインが混んでいるので納車は来年になりそうですが、ワクワクして待っていたところ、(ハイブリッドではないようですが)エスティマ4WDのリコールがかかってます。

4輪駆動車のABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、凹凸路面等でABSの作動を制限する制御が不十分になる場合があります。そのため、低速走行時に凹凸の続く下り坂の路面においてブレーキ操作した場合に、運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがあります。

エスティマ・ハイブリッドも、「ブレーキ・バイ・ワイヤ」だとのことで、ブレーキがかかるかどうかは「プログラム」に任されているわけです。(おそらく)
なんでかというと、基本的には、運動エネルギーをブレーキパッドで熱エネルギーに変えるのではなく、なるべく回生ブレーキで電気エネルギーに変えて充電しないといけないので。
ブレーキパッドで「古典的」にブレーキをかけるのか、21世紀的に回生ブレーキを使うのか。その切り替えは、「プログラム」に任されるわけで、私の命、プログラム様にお預けする、ということですね。2001年宇宙の旅みたいにならないようによろしくお願いいたします。
(ではまた。)

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