わたしだけでしょうか

「警察官立寄所」と書いてある店に、警察官が立ち寄ってるのを見たことが無い。

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親知らず

本来なら今日あたりは、「株主総会開催ピーク」とか「買収防衛策否決について」とか書いた方がいいのかも知れませんが、昨晩突然 親知らずが痛み出しまして、本日は それどころではなく。
正確に言えば、親知らずそのものというよりは、それが真横に生えて その前の歯の横に食い込み、その接触面が20年の時をかけてじりじりと虫歯になっていっていたようです。
自慢じゃないですが、私、永久歯になってからは直径1mmくらいの小さい虫歯になっただけで、歯は極めて健康。というか、他にもこれといった病気をしたことも無く、手術とか麻酔なんぞというものには縁がなかったのですが・・・急遽、本日、食い込まれている方の歯に穴をあけて神経を抜くことに。(ガーン)
−−−
昨晩は、人生で経験したこともない激痛に、「ギャアァァァァッ!」「死ぬぅぅぅ・・・」と見苦しくノタうち回っていたところ、うちの奥さんから、
「そんなもんで死にゃあせん!
出産の痛みに比べたら、そんなもんは何でもないッ!」
っと一喝されました。
ははーっ<(_ _)> 取り乱して失礼いたしました。
それにしても、さすがうちの奥さん。いつもながら武士のように男らしい。惚れ直しました。
(ではまた。)

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戸田奈津子、独占の構造

前から疑問に思ってるのですが、戸田奈津子さんって、なぜ字幕業界で独占的地位を築けてらっしゃるんでしょうか。どうも、経済学的な説明がうまく思い浮かびません。映画や英語が好きで あの仕事をやりたい人は星の数ほどいるわけで、潜在的にはすごい競争市場なはずです。
字幕の限られたスペースに適切な日本語を割り当てるという作業は、単に英語ができればいいというもんでないことはわかります。しかし、そうした技術が独占や寡占を形成できるほどの参入障壁になっているとも思えないんですけどねえ。
ハリウッドみたいに組合があるというわけでも、大資本が必要なわけでも、「戸田奈津子の字幕だと観客動員数が違う」という業績リンクでもなさそうですし、「お色気」とかを使ってるという感じもしない(失礼)んですが。
結局、マーケットが非常に小さいので、ギョーカイの人間関係が固定化しちゃってるからなんですかね?
銀河皇帝より絶対的地位におられるような。:-)
(ではまた)

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銀河共和国のガバナンス

スターウォーズのまずいところは、自分の英語のヒアリング能力が格段に増したような錯覚に陥るところですね。
さて、先日のエントリにrijinさんからコメントいただきました。

 問題はガバナンスが崩壊したことではなく、ミッションが変質したことではないでしょうか。ミッションが変質したことによってガバナンスが崩壊したのは、むしろ幸いでありましょう。共和国の再建は、帝国の出現によってミッションの変質が誰の目にも明らかになったことによってはじめて可能になったのですから。

そうなんでしょうか?「エンロンは破綻してよかった」「日本は敗戦してよかった」というのと同じように聞こえますが。
確かに、おできが大きくなるところまで大きくなっちゃったら、「プチュっ」とつぶれた方がいいのかも知れませんが、そもそも おできができはじめたあたりで手当をした方がよくないですか?
「パルパティーンという代表者による犯罪」を未然に阻止できなかったという、「監督機能の不備」じゃないでしょうか、やっぱり。
ジェダイ評議会と元老院の牽制関係もあるようで無さそう。といっても、ジェダイ評議会は共和国の公式な「機関」ではないのでしょうから、評議会を責めるのもかわいそうですが。
(ではまた)

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You were the chosen one!

いよいよ明日は、日本でもスターウォーズ・エピソードIIIの先々行ロードショー!
エピソードI、IIが、IV、Vとパラレルっぽく進んで来てるとか、IIIからIVにストーリーがつながる必要がある等々を考え合わせると、「あーなるんじゃないか」「あの人が実はアレじゃないか」というような予想は一応頭の中で出来上がっているんですが・・・・・・いい意味で裏切ってくれることを期待してます。
このエピソードIからの話というのは、「なぜ人はダークサイドに堕ちるのか」というお話であるとともに、「共和国のガバナンスが崩壊していく過程のお話」でもありますよね。なぜ、「ガバナンス」は崩壊したのか。エピソードIIで出て来た元老院の、あの人数の多さ。会議体として何かを決定できる感じが全くしまへんが、そこに「独裁者」が登場する余地を作ってしまったのか?
「崩壊しない(しにくい)ガバナンスのあり方」とはどういったものなのか、是非考えてみたいと思います。
(ではまた)

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サラリーマンのバリュー

自営業者と比較した場合のサラリーマンのバリューがググっと下がりつつあるような気がするんですが・・・。
リスク
以前は、(リスクウエイト等を考えると)自営業者はサラリーマンの給料の3倍稼いではじめてサラリーマンと同じ、てなことが言われて来ましたが、果たして今の時代、自営業者よりサラリーマンの方が将来のキャッシュフローの安定性がある、と断言できるかどうか。
ここ数年言われてきたことではありますが、M&Aや会社の破綻等で、ある日突然、会社にいられなくなるリスクというのは、相当程度高まっている気がします。
所得税
昨日発表された政府税制調査会(首相の諮問機関、石弘光会長)の個人所得課税のあり方をまとめた報告書で、給与所得控除や配偶者控除等が認められない方向になっていくとか。必要経費がどの程度認められるかにもよるとは思いますが、大変ですね。
サラリーマン時代に獲得した「アセット」
個人情報保護法や情報セキュリティの強化で、ちゃんとした会社ほど、退職時に会社で培ったモノを「持ち出す」ことが困難になってきているんじゃないかと想像します。
昔からビジネスマナーの本などには、「仕事で交換した名刺は会社のものなので、退職時には会社に返すようにしましょう」てなことが書かれてはいましたが、少なくとも数年前までは、実際に名刺の束を会社に返すなんて人は、外資系などよっぽどちゃんとした会社を除いて極めて少数だったんじゃないでしょうか。
仕事を通じて知り合った人とか、仕事上で作成した知的な成果物は、仮に脱サラする場合にも非常に価値ある「資産」になりうるし、「ま、そこまで固いことは言わないよ」というような運用が従来は行われていたかと思うんですが、その辺の運用が厳格になったら、脱サラという行為は「すべてを捨てる」に等しい行為になっていくと思われます。
(「記憶屋ジョニー」くらい何もかも記憶できる人以外は。)
このあたりを厳格に運用すると、「転職しました」という挨拶状も出せないわけで。
一方で、自分で商売していれば、仕事上出会った人との関係や仕事上で得たノウハウは、インタンジブルな資産として年を経るごとに積み上がっていくわけです。
・・・というようなことを考えあわせると、実力のある人は、とっとと脱サラした方が得、というケースは増えるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか?
(経済の活性化にとっては、いいことだと思いますが。)
(ではでは。)

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不動産バブルと情報通信と所得税

東京の都心の商業地の地価がバブってますね。
バブルの頃は、午前中100億円で買ったビルが、午後には120億円で売れていたりしましたが、最近でも、先週100億円で仕入れたビルを今週120億円で売ってくれ、みたいな話はポツポツ聞くようになりました。
なぜ、土地がバブっているかの分析はまた別の機会にさせていただくとして、本日は、もうちょっとモーソー&クーソー系の話をさせていただきたいと思います。
遠未来の仕事のやり方
我々今こうやってインターネットを当たり前のように使ってますが、先日ふと、インターネットが商用化されて、まだほんの10年しか経ってないことに気づいて、改めてびっくり。ドッグイヤーとはよく言ったもんで、この10年の間にホント70年分くらいのいろんなことが起こった気がします。
この調子で、あと40年も50年も経つと、必ずや、不動産と情報通信も、経済的な代替関係に入ってくるはず。
レンタルビデオ屋にビデオを返しに行くなんてことを誰もしなくなるのはあたりまえとして、企業における会議にしても、実際に集まって開催するなんて(不合理な)ことはほとんど無くなるんじゃないでしょうか。
エヴァンゲリオンの「ゼーレ」みたいにホログラムによる会議が普及する、とは思いませんが、ネット内でバーチャルに「集まる」もっと安価な方法はいくらでもあります。
そうしたことは技術的には今すぐにでもできるわけですが、みんなでやる仕事となると「ネットワーク外部性」が働きますので、機器の普及や、制度・慣習・常識(「実際に会いに行かないと失礼にあたる」とか「議事録に(朱肉で)印鑑を押す」という)が変化する時間が必要。しかしそれらを含めても30年くらい後には、「仕事をする場所としての土地」の価値は、ほんの一部の交通の便のいい場所等を除いて、かなり下がっている気もします。
反対に、「住むのにいい場所」の土地の価格はもうちょっと上がってもいいような気もします。ロンドンでもアメリカでも住宅バブルが発生してますが、オフィスビルと違って良質な住宅地というのは一朝一夕には供給されないので、投資資金がそこに流れ込むと、住宅地の方がバブりやすい気がするんですが。日本では(マンションの開発ラッシュのせいか)、住宅の値段が上がらないですねえ。
特に、知識集約型で高所得な仕事ほど、ネットで片づくようになるはず。とすると、行き着くのは、「最も暮らしやすくて税金の安い場所で仕事をする」というワークスタイルではないでしょうか。もし可能なら、みなさん、ジメジメした梅雨の日本じゃなくて、ハワイとかで仕事したいですよね?
住所と租税
先日、某所で「租税法における居住者住所の意義」という判例研究会に参加してきて、これがなかなかおもしろかったです。
F1の片山右京選手は、モナコ(所得税率が異常に低い)のマンションに住んで、そこを拠点にF1を転戦していたそうですが、F1はヨーロッパが中心なので、飛行機で2〜3時間飛べばそれぞれの国に行けるとか。
ウォーキングエクササイズのデューク更家さんもお家がモナコだそうですが、どこの「居住者」になってらっしゃる(/またはどこの国の居住者にもなってらっしゃらない)んでしょうか。(日本まで3時間というわけにはいかないので。)
他に、同研究会では、武富士前会長の長男が、香港に「居住」して、武富士株を(オランダ法人の持分で包装して)贈与するスキーム(今年3月4日日経新聞朝刊参照)や、昭和63年7月15日の最高裁判例(源泉所得税納税告知処分等取消請求上告事件)、昭和29年の水戸地裁等の判例(基本選挙人名簿異議決定取消請求事件)等も取り上げられました。
その他、「非永住者」というのは、戦後の米国から赴任する人のためにできた規定で、「居住者」「非居住者」以外のステイタスを置いている国はめずらしい、とか。
「住所とは何か」ということを考えさせられて、非常に参考になりました。
将来、南の島で仕事をするときの参考にさせていただきます。:-)
(以下、条文メモ。法人税法関連は省略。)

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美しさを保ち続ける女性達

今週号のビッグコミックオリジナルの「ずっと書きたかった私からの手紙」のコーナーで、声優の小原乃梨子さん(未来少年コナンとか、ドラえもんののび太とか、ヤッターマンのドロンジョ様とか)の生い立ちが紹介されてたんですが、1935年のお生まれと聞いてびっくり。ドラえもんの声優が入れ替わるので、そこそこのお歳とは想像してましたが、まさか70歳とは。
お父様は銀座に事務所がある弁護士さんだったそうで、2/26事件(!)の雪の日に家族で撮った写真が残っているそうです。
先週の「いつみても波乱万丈」に出演していた作詞家の阿木燿子さんも、60歳と聞いてこれまたびっくり。どう見ても40代前半までにしか見えませんが。
同じく先週の「笑ってこらえて」のダーツの旅で、鹿児島県の財部町を訪れてたんですが、ここの女性のみなさんも、60代にしか見えない95歳の方とか30代にしか見えない40代の方とかばかりで。・・・長寿村でしょうか。
以前、テレビで明治時代に外国人写真家が伊勢志摩の海女さんを撮った写真を映していたのですが、(伊勢志摩の方がいらっしゃったら大変申し訳ないですが)、人間というよりは(ホント申し訳ないんですけど)・・・類人猿に近いような写り方をされてまして。
続いて現代の伊勢志摩の町並みが写ったのですが、こちらはごく普通の今の日本の女性達が映っておりました。
ということは、やはり女性の美しさというのは、DNAで決まる部分はごく一部で、栄養状態とか社会環境とか化粧とかエステとかで相当変わってくるんじゃないか・・・と思った次第です。
先日、銀行で順番を待っている間に、たまたま「JJ」をパラパラとめくってみたら、モデルの人が全員同じ顔にしか見えなかったんですが・・・私だけでしょうか・・・。
うちの奥さんは、いつもほぼノーメイクなので、我が家では「化粧の下を透視する能力」が養われていないんじゃないかと思いますが、将来、うちの2人の息子が付き合った彼女が、「化粧を落としたら別人だった」みたいなことにならないか・・・今からちょっとだけ心配しております。
(ではまた)

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工場萌え

世の中には2種類の人間しかいない。工場好きな人間と、そうでない人間だ。
私は前者。うちの奥さんは「考えらんなーい」というタイプ。
社会人になったときに、新人研修で生産管理のコンサルティングの勉強のために、埼玉の某自動車部品工場でストップウォッチ持って工員さんの作業時間を計測したりさせてもらいました。明和電機みたいな作業服着て。
同期の中には「なんで俺がこんなかっこでこんなことやらないといけないんだ」とブーたれる不埒なやつもおりましたが。旋盤から切り出される螺旋状の金属の切りくず。潤滑油の匂い。いやー、たまりまへんなー。
先日発見したページ「工場萌えな日々」は、どちらかというとそういう加工・組み立て系の工場というよりは、原価計算的に言うと「連産品」系の工場がお好きのようです。「美しい」写真、満載。
kojo_moe.jpg
(出所:工場萌えな日々 2005/06/03 Friday)

そっち系では、個人的には、(最近はあんまり通りませんが)首都高一号線の鶴見のあたりで横浜に向かって左っかわに見えるプラントが好きですね。(NKK[当時]の工場?)
ボルタンスキーの作品を思わせる美しいライトアップ。排出される蒸気が、オレンジ色のライトに妖しく照らし出されて、これまた、たまりまへーん。日本にいながら、ブレードランナーな気分を満喫できます。
深夜12時過ぎまで働いてタクシーで帰宅するときなど、動く気力も無く後部シートに沈み込んだ体と疲れ切った心を何度も癒してもらいました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。<(_ _)>
(ではでは。)

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