デューデリジェンス士の都市伝説が広がる前に

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先日、「一級デューデリジェンス士過去問題例」というエントリーを書いたら、
「そんな資格があったんですね、知りませんでした。」
「何月に試験があるんですか?」
「解答編は出さないんですか?」
等の複数のお問い合わせをいただきました。
えーと・・・。
選択肢に、「あんたとはもうやってられまへんわ」とか書いておいたので、当然、ジョークだとおわかりいただけたかと思ったのですが、結構ちゃんと読んでくれてそうな方まで何人も誤解されていたので、「こりゃヤバいかも」と思い、念のためちゃんと申し上げておきます。
そんな資格は実在しませんので、よろしくお願いいたします。
もし、「一級デューデリジェンス士って知ってるかよ?」とか、知り合いにトリビアを自慢してしまった方がいらっしゃいましたら、深くお詫び申し上げます。<(_ _)>
「デューデリなんて形だけだろ?」という人が結構いらっしゃったので、
「説明責任が厳しく問われるようになってきた今、そうでも無くなってきているのではないか、
某「事実上決まっている投資」については、当然、デューデリを有名無実にする圧力がかかる可能性がありますが、特に、デューデリに関わるプロフェッショナルな職業の方々は、ちゃんと仕事せざるを得ないんじゃないか、
と思う一方で、
強制法規や規則で厳重に縛られている領域でもないので、やる人によってはいいかげんにやられてしまう、(つまり、「デューデリをしました」という情報だけでは、どの程度のクオリティでデューデリが行われたのかが、外部からは必ずしも判断できない。)、
というようなところをいろいろ考えていただきたかったということであります。
よろしくお願いいたします。

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3 thoughts on “デューデリジェンス士の都市伝説が広がる前に

  1. 「デューデリ」という単語に「脊髄反射」が起きまして(笑)、「じゃあ監査はどうなのよ」とふと思いついて金融庁のHPを覘いてみました。
    ちょうど企業会計審議会の監査部会が開かれているので、会議資料を斜め読み。
    すると日本公認会計士協会が行っている監査業務の「品質管理レビュー」について報告が・・・。
    「自主規制機関が行う制度」という位置づけなのですが、監査法人のお仕事が垣間見える興味深い資料でした。というか・・・。
       平成17年3月4日第1回監査部会 配布資料2
         「品質管理レビューの一層の機能向上に向けて」  78ページもあります(泣)
         http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/kansa/20050304/02.pdf

  2. やっぱ、「オチ」が・・・。でも、そんな都市伝説なら悪くないかも、ですな。さんざ言われ尽くした感もありますが、クライアントから報酬を受けてクライアントをデューデリジェンスするジレンマ、そしてその業務こそは、投資家にとっては株式市場における重要なインフラ、さて、このジレンマを解消するためには何が必要なのでしょうね。

  3. 私は、未だにデューディリを監査かなにかだと思っていらっしゃる人が多いのにはびっくりしました。
    仕事は別にして個人的な本音を言うと、デューディリジェンスは時間・予算が許す限り、できるだけ徹底的にやった方がクライアントにとってよいと思いますし、そうアドバイスします(M&Aのアドバイザーとしての自分の仕事にとっては、デューディリジェンスなんてやって欲しくないですけど。リスク、リスクって言わないでください。レプワラにねじ込んだり、他の解決方法を交渉で見つけ出すのは本当に大変なんです、、、)
    「デューデリなんて形だけだろ?」とか「バリュエーションなんてどうとでもなるだろう?」とかおっしゃる、もしくは考えているM&Aをまったくわかっていない方、結構いらっしゃいますよね。使っているFA、法律事務所、会計事務所をちゃんとしたところ(人)に変えることをお奨めします。まあそういうところはお金もないんでしょうけどね。
    ありがとうございました。