フォーサイド・ドット・コム公募新株発行

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(本日は、「三菱東京、アコムを傘下に」という日経のトップ記事も興味深いのですが、それはさておき、)
フォーサイド・ドット・コムが公募による新株発行の公告をしておりますが、その中で、
(2) 発行価額 日本証券業協会の定める公正慣習規則第14号第7条の2に規定される方式により決定する。」
とある「公正慣習規則第14号」とは「有価証券の引受に関する規則」のことで、第7条の2は、「ブックビルディングによる価格の決定」に関する規定のこと。つまり、フォーサイドはブックビルディング方式で公募増資するということです。
日経の記事には8,746百万円調達と書いてあり2万株なので、一株437,300円を予定しているということになります。(当然、正式な価格はブックビルディングの結果で決まるということになりますが。)
本日の同社の株価は413,000円で昨日より8千円下げてますね。発行済株式数は216,500株なので、2万株は10%弱となります。
(ではでは。)
以下ご参考。

「有価証券の引受に関する規則」第7条の2
会員(注:証券会社のこと)は、引受を行うに当たり、ブックビルディング(投資者の需要状況の調査)により当該募集または売出しに係る株式、新株予約権及び新株予約権付社債の価格等の条件を決定する場合、当該ブックビルディングにより把握した投資者の需要状況に基づき、発行日又は当該売出しに係る株券等の受渡期日までの期間に係る株式相場の変動リスク等を総合的に勘案して発行会社又は当該売出しに係る株券等の所有者と協議するものとする。
2 前項に規定するブックビルディングの手続きについては、細則をもって定める。
「「有価証券の引受に関する規則」に関する細則」第3条の2(ブックビルディングの手続き)
規則第七条の二に規定するブックビルディングの手続きは、次のとおりとする。
一 仮条件の決定
会員は、次に掲げる事項を総合的に勘案して、発行会社または売出しに係る株券等の所有者と協議の上仮条件を決定する。
イ 募集又は売出しに係る株券等の発行会社の株式の時価、流動性及び株式を公開している市場
ロ 募集または売出しに係る株券等の発行会社の事業内容、経営成績及び財政状態
ハ その他仮条件の決定に関して参考となる資料及び意見
二 需要の調査
会員は、需要の把握のための基本方針を定めるとともに、ブックビルディングを担当する会員を定めるものとする。この場合において、当該会員は、当該基本方針に基づいて需要の調査を行うものとし、調査に当たっては、次に掲げる申告が含まれないことに留意するものとする。
イ 投資者の需要に基づかない申告
ロ 配分を確保する目的をもって行われる過大な申告
ハ 一の投資者の同一の需要に基づく複数の申告
(以下、略)

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