「今朝の激安世界一周の旅」お返事編

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(バタバタしておりまして超遅レスになってしまいましたが)、
連休中に書いた「今朝の激安世界一周の旅」には、いろんな方から有益なコメントをいただきまして、ありがとうございました。

「ぼの」さんからいただいたコメント

当時の勤務先で聞いた話で、在外機関が経費を本国に請求する際、確か1年に1度だったか、例えば牛乳500ml1パックがいくら、というのを物価指標として報告しなくちゃならんのですね。 で、少しでも経費は多くいただいておきたいので、単価が最も高いナショナルスーパーを基準にする、と。
このご時世でも今以てそーいうすのびーなことをやれてるのかどうかは分かりませんけども。
あと、ナショナルスーパーならinvoiceを英文でよろしく、とかいうのもすたすた進みましょ?たぶん。 潰れられたら困るなー、というexpatsの一定層が確実に存在していると思われます。 ニッチの王道を往く。いいなーそれ。

なーるほど。
ナショナルスーパーは、外交における「物価指数」的役割を担っているわけですね。

海外で、「日本の物価は高い」という認識が広まっているとしたら、それは麻布近辺の大使館経由の情報が多少なりとも影響してるかもしれまへんな。

しかし、「物価指数」ニーズだけで食って行けるとは、とても思えません。

hsakawaさんからいただいたコメント

ナショナル麻布マーケットって、なぜか東北新社のグループ企業なんですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ナショナル物産

ほんとだ!

ホームページにもほとんど(住所すら)情報がないし、帝国データバンクにも企業情報が載っていないのですが、EDINETの東北新社の有価証券報告書を見ると、昭和47年4月に株式を取得、現在100%子会社で資本金が64,266千円で、

スーパーマーケットの運営、映像用テープの販売等の事業をナショナル物産株式会社が行っており、グループ各社は各種資材及び厚生用品等を同社から調達しております。

とあります。

そしてなんと!現在の会長(発行済株式の6割を握る一族)が、ナショナル物産の会長を兼務されてます。
(戦略子会社、という感じもあまりしないわけですが。)

東北新社さんは連結売上750億円超、経常利益約60億円という収益性の企業でして。

なーんとなく、同社の位置付けがわかる気がしますね。:-)

 

— 

「PORCO」さんには、私の散歩コースをわざわざ現在、明治時代、江戸時代の地図にプロットしていただきました。

http://ningyocho.blogspot.com/2009/05/blog-post_06.html

200905121124.jpg

これ、調べたかったんです!
どうもありがとうございます。

このへんを歩いていると、「江戸時代の地図ではどうだったんだろう?」という疑問が、自然に浮かんできますよね。

で、思い出してAmazonで購入したのが下記の本。

 

タモリのTOKYO坂道美学入門
タモリ
講談社
売り上げランキング: 1499
おすすめ度の平均: 4.5

4 坂の街・東京
5 坂道で作家道歩むタモリ・良い坂道の条件4ヶ条
5 歩きましょう〜 
5 未来への遺産
5 「坂道」の世界にハマる人続出?

 

 

「坂道愛好家」としても名高いタモリ氏が撮影した坂の写真とともに、都内の坂道が多数紹介されてます。

(これ、前から買いたかったんです。)

タモリ氏曰く、江戸時代の街は、

大変美しい町だったようで、当時ヨーロッパから来た外国人が、ベニスより美しい街だと感嘆している。

下町の道は現在でもほとんどが江戸時代からの道だが、山の手は明治以降の開発で、江戸時代の道はなかなかわかりにくい。しかし、坂道だけはそのまま残っており、まわりが変わっているだけだ。

わずか180年ほど前までは、この坂道を武士や町人たちが上り下りしていたと思うと、非常に興味深いものがある。

とのことで、これは、「笑っていいとも」や「タモリ倶楽部」でも、よく主張されてます。

また、前書きにある、

人間の思考、思想は要約すると傾斜の思想と平地の思想に大別することができる。

と、キルケゴールとハイデッガーについて語っているくだりは、大爆笑というか、「4カ国マージャン」時代のタモリ氏を思い出させてくれます。

ちなみに、ナショナル麻布マーケットで「薪(まき)も売ってます。」というのをご紹介しましたが、昨晩の「タモリ倶楽部」では、薪(つまり、暖炉等向けのニーズ)の売上げが、この不況にも関わらず右肩上がりで伸びている、というのをやってましたね。

お金は、あるところにはあるんですね。

 

(ではまた。)

 

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