日銀が国債引受けを行うとインフレになるのか?

池田信夫さんが「日銀が国債を引き受ける日」というエントリを書かれているので、日銀の国債引受けについてちょっと考えてみました。

 

日銀が国債を引き受けることは財政法で禁止されているが、国会が決議すれば可能である。かりに国会で「日銀は国債を100兆円買い取れ」という決議が行なわれたら、白川総裁以下、現在の日銀理事は全員、辞任するだろう。それに代わって亀井氏が(議員辞職して)日銀総裁になり、理事をすべてリフレ派に入れ替えれば、「無責任になることにコミット」できる。

 

と、このシナリオについては、なるほどそうなるのかも知れないなと思いつつも、

 

市場はどう動くだろうか。国会決議が行なわれる見通しになった段階で、国債が売られて暴落し、入札が成り立たない事態も考えられる。このとき日銀が国債を引き受ければ国債は消化できるが、市中に大量の通貨が供給され、インフレが起こるだろう。これによって円が暴落すると輸入物価も上がってさらにインフレになり、70年代のように物価が40%以上も上がることは十分考えられる。

 

という点についてはどうでしょうか?

 

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「食べログ東京横浜2010」でレストランガイドとビジネスを考える

食べログさんから「食べログ東京横浜2010」という本を送っていただきました。
(どうもありがとうございます。)

 

食べログ東京横浜2010
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この本、ビジネス的に見ていろんな意味で興味深いです。

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週刊isologue(第48号)ベンチャー企業のストックオプション付与手続き

今まで、ベンチャー企業のストックオプションの発行について、

(第35号)ベンチャー企業のストックオプション(初級編)

(第36号)ベンチャー企業のストックオプション(「人間ドラマ」と「算数」編)

でお話してきましたが、両方とも「どんなストックオプションにするか」という、「設計」面のお話が中心でした。

今週は「設計」が決まった後の、発行手続きについて考えたいと思います。

 

今週の目次とキーワード:

  • ストックオプション発行手続きの流れ
  • 株主総会を招集する取締役会を開く
  • 株主総会を開催する
  • 付与決議を行う取締役会を開催する
  • 契約書の締結作業(説明会の開催)
  • 登記
  • ストックオプションの「内容」と「枠」の確保に関する注意

 

ご興味のある方は、下記からお申し込みください。

 

(ではまた。)

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会計士協会「準会員会」での講演、今週木曜日

以前もご案内いたしましたが、今週木曜日3月4日18:15から千駄ヶ谷の津田ホールで、日本公認会計士協会東京会の準会員(昔の会計士補)のみなさん向けに講演を行いますので、再度、告知をば。

開催日時 平成22年3月4日(木)18:15 – 20:45  

場 所 津田ホール
   渋谷区千駄ヶ谷1丁目18−24

参加費 無 料(入場できるのは準会員のみだそうです。)

インターネットからのお申し込みはこちら
(ID、パスワードは東京会の会報等をご覧下さい。)

(この研修会は、実務補習所の単位として認定されます。)

お話しする内容としては、前半は、

  • 今まで経営コンサルタント、CFO、ベンチャー企業の社外取締役や社外監査役などを行う際に、会計士としての知識がどのように役に立って来たか?
  • この環境下で「監査法人に勤めない会計士」はどうキャリアを考えればいいか?
  • 会計士がブログやツイッターで情報発信するというのは、どのような意味を持つのか?
  • 情報通信の技術やサービスの変化で、今、社会の情報の流れはどのように変わっていて、それは今後の会計士の仕事にどのように影響するのか?

等の問題意識を中心に話し、後半は、起業して公開を目指すようなベンチャー企業に、会計士がどのように関わることが考えられる、とか、ベンチャー企業のファイナンスについて話す予定です。

(昨晩、資料を作り終えましたが、準会員のみなさんの将来の役に立てばと思って、結構「赤裸々」にぶっちゃけた話も書いてしまいました。)

 

会場の津田ホールですが定員が約500名もあるので、「そんな人数、来るんかいな?」と事務局の人に申し上げたんですが、みなさんに監査法人の掲示板やツイッターなどで告知いただいた結果、2月22日(月)AM9時現在の申込者数で286名!まで来たそうです。
ぜひ引き続き、ツイッターやメールなどで、このページのURLなども回覧していただいて、お誘い合わせのうえお申し込みください。

(追記:10:57)
先ほど東京会の方から連絡いただき、今現在で申込400名だそうです。あと90名!

 

よろしくお願い致します。

 

(ではまた。)

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デフレ時は起業に不向きか?

ツイッターで「デフレと起業」について質問をいただいたので、簡単にメモ。

 

デフレで全ての生産要素の価格が全く同じ率で同時に下がるんだったら、なんも問題無いわけです。
各生産要素の価格が下がる割合が違うから困る(人もいる)わけで。
つまり「下がるモノ」を使って「下がらないモノ」を売れば儲けるチャンスがあるわけですが、みんなが大企業にしがみついてると、それを「裁定(アービトラージ)」する人がいない。
逆に言えば、今はライバルが少なくて儲けるチャンス有りってことですね。
このツイートの表現を一部変更。)

 

おっしゃるように20世紀までの日本では「大企業に入れない」アウトロー的な人が起業ってパターンが多かったかも知れませんが、最近起業イベントに来る人見ると、かなり優れた技術を持ってたり、上場会社勤務の勢力的な顔つきの人など、優秀そうな人の比率が高いのにビックリします。
(大企業でも将来安泰なんて全く思えない今日この頃なので。)
ライバルが少ないんだからデキるヤツにとっては絶好のチャンスかと。
このツイート の表現を一部変更。)

 

ちょっとアヤシゲな話になって恐縮ですが、以下のNASAの「Sunspot Number Prediction」を見ていただくと、

201002282140.jpg

 

2008年に書いた記事のころと違って、ちょっと太陽活動が立ち上がって来た感じがしますでしょ。
ただ、predictionの次の山の高さが、当時と違ってだいぶ低くなってますね。
(あんまり精度の高いpredictionではなさそうですね。)

楽天の設立が97年、DeNAが99年、 mixiが2000年設立というのを考えると、やっぱり黒点の底で「景気最悪」モードの時くらいに起業しておくのが、その後の成長ではアドバンテージがあるという気もします。
(先日の「起業を増やさナイト」での村口さんのDeNA設立時の苦労の話ではないですが、バブってから起業しても、その後しばらくちょっとしんどい。)

 

ご参考まで。

 

(ではまた。)

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「起業を増やさナイト」大成功!

日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表の村口 和孝さん、レオス・キャピタルワークスCIO(最高運用責任者)の藤野 英人さんといっしょに行った「起業を増やさナイト」は、120名以上の参加を得て、大盛況のうちに終了いたしました。

こちらに、運営をご担当いただいた企業家ネットワークさんによるレポートがあります。

http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=1145

また、会場でのみなさんのツイートを@aKiToSHiさんにまとめていただいたものが、こちらに上がってます。

http://togetter.com/li/7017

来ていただいた方、運営をお手伝いいただいた方、RTしていただいた方、本当にありがとうございました。

 

取り急ぎ、御礼まで。

ではまた。

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「起業を増やさナイト」いよいよ明日!

日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表の村口 和孝さん、レオス・キャピタルワークスCIO(最高運用責任者)の藤野 英人さんといっしょに、明日2月24日(水曜日)18時から「起業を増やさナイト」というイベントをやります。

「起業を増やさナイト」
場所は東京駅八重洲口側。
詳細・お申し込みは、以下のURLで。
http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=1130

(ちなみに3人とも手弁当です。)

起業をお考えの方はもちろん、「オレに起業なんかできるわけない」と思ってらっしゃる方も是非お越し下さい。
おそらく日本のかなりの人が起業について大きな誤解をされてらっしゃると思うので、起業するにせよしないにせよ、的確な情報を入手しておいて損はないと思います。

よろしくお願いします!

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週刊isologue(第47号)スタートアップ(ベンチャー)企業の現物出資

先週の現物出資は「あまりさわやかでないお話だねえ」というご意見を何人かからいただいたので(笑)、今週は新しく設立する会社や設立したばかりの会社が現物出資を活用する「さわやか」なケースについてお話したいと思います。

201002222354.jpg

目次とキーワードは以下の通り。

  • 現物出資をするニーズにはどんなものがあるか?
  • 設立時の現物出資の手続き
  • ベンチャー設立で有価証券を現物出資するなんてことある?
  • 公認会計士等に調査を頼むコストパフォーマンス
  • 現物出資以外のスキームとの競合度
  • 上場等を目指すベンチャーは法律上現物出資が可能でも気をつけるべきことがある。
  • 増資時の現物出資の手続き
  • よく考えると不思議なDES(Debt Equity Swap)の規定
  • 将来あるベンチャーが現物出資を行う場合の注意事項まとめ

 

ご興味のある方は、下記からお申し込みください。

(ではまた。)

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「12歳でもわかる!決算書の読み方」~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~

タイトルが昨日のネタの続きのようにも見えますが、こちらは本日発売の公認会計士の岩谷 誠治さんの新刊のお話です。

 

あの小飼弾さんも大絶賛の、

 

国語 算数 理科 しごと—子どもと話そう「働くことの意味と価値」
岩谷 誠治
日本経済新聞出版社
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や、

 

借金を返すと儲かるのか?
岩谷 誠治
日本経済新聞出版社
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おすすめ度の平均: 4.5

5 自分の行動が決算書のどこに影響を与えるか考えさせてくれる
3 初めて会計を学ぶ人には超オススメ。知っている人には普通。
5 大推薦
5 これは素晴らしい!
5 面白い

 

に続き、本日発売になったのが、この本。

 

 

この3冊の中で、起業を考えてる人や会社の経営者、政治家の方などに、「このレベルだけは最低押さえて欲しい」「これだけ押さえれば大丈夫」という本が、 「借金を返すと儲かるのか?」です。

今まで見た会計の本の中で一番やさしく、それでいながら会計の本質のすべてを網羅している本と言えると思います。

最近は、
「今度会社作るんですが、会計とか全然わかんないんですけど、何かいい本ないっすか?」
といった質問を受けたら、この借金を返すと儲かるのか?」をオススメすることにしてます。

 

実はこれをお書きになった岩谷さん、私と昨年末ほぼ同時に外苑前にオフィスを移し、名刺に刷ってある肩書きも全く同じ(公認会計士・税理士・システム監査技術者)で、非常にご縁を感じる方です。
オフィスも直線距離で200m弱なので、この本もわざわざ事務所まで持って来ていただきました。

 

この最新刊「12歳でもわかる!決算書の読み方」は、「決算書の読み方」つまり「財務分析」の本です。
だから「12歳でもわかる」とありますけど、内容的にはある意味今までの3冊の中で最も高度かも知れません。

資格試験や社内の昇格試験などで財務分析が出て来て全くイメージがわかない人とか、自分で株式投資等をされてる方が、「決算書も読めるようになりたいなあ」という場合には、この本がオススメです。

この本、いろんな意味で画期的なのですが、まず目に付くのが、ご覧の通り表紙のケバさ。(笑)
おそらく、今まで日本で出版された会計の本の中で、最もケバい表紙ではないかと思います。(笑)

そして、内容は高度ですが「12歳でもわかる」というのも もちろんウソではありません。
本文の説明は、テトリス風の「会計ブロック」や、貸借対照表が「絵」になっている等、図で説明してるので、非常にわかりやすい。

特にこの「似顔絵」貸借対照表はスゴい発明。15世紀末にイタリアでルカ・パチョーリが複式簿記の本を書いて以来の革命かもしれません。(笑)

企業の財務指標を顔に当てはめる試みは今までもありました。
しかし、フェースチャートを見て企業が「なんとなく調子がよさそう」「調子が悪そう」ということはわかっても、 「眉の垂れ具合何を表してたっけ?」「目の大きさは何の指標だっけ?」といったことが複雑すぎて全く覚えられない。

しかし、本書の「顔」貸借対照表は、加工された財務指標じゃなくて、企業の貸借対照表がそのまま顔になってるんです。(笑)
つまり、生の財務諸表を直接読む力が付く。

このターミナルドグマに磔にされているリリスの被っている面というか、エジプトやマヤの古代アートを思わせる強烈な顔は、一瞬見ただけで一生忘れないでしょう。
自己資本比率や流動比率といった概念は、数式を見ているだけでは何年経っても頭に入らないかも知れませんが、これを見れば、早ければ1時間で頭に入って一生忘れません。

財務諸表分析の本を見て爆笑したのはこの本が初めてかも。
オススメです。

 

(ではまた。)

 


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