週刊isologue(第303号)全米ベンチャーキャピタル協会契約ひな型(議決権行使契約編その1)

今回は、全米ベンチャーキャピタル協会の投資契約のひな型の、「議決権行使契約編(Voting Agreement)」その1です。

NewImage 

目次とキーワード

  • 頭書、前文(RECITALS)
  • 1. Voting Provisions Regarding Board of Directors(取締役選任に関する議決権の行使)
    • 1.1 Size of the Board
    • 1.2 Board Composition
    • 1.3 Failure to Designate a Board Member
    • 1.4 Removal of Board Members
    • 1.5 No Liability for Election of Recommended Directors
    • 1.6 No “Bad Actor” Designees
  • 2. Vote to Increase Authorized Common Stock(普通株授権枠増加のための決議)

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

「note」のリンクからは単品で購読できます。↓

https://note.mu/isologue/n/n6f542406f6f2 

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

起業のファイナンス「増補改訂版」、出ました!

2010年に出した拙著「起業のファイナンス」に大幅に加筆した「増補改訂版」がこのたび発売になりました。

起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

おかげさまで前著は約3万部をご購入いただきました。これは(村上春樹比とかで考えますと)ベストセラーと呼ぶにはおこがましいのですが、株式でファイナンスするベンチャーがまだ年間1,000社程度しかいないので、日本のベンチャーコミュニティのサイズから考えると、ベンチャーやベンチャーキャピタルの方には、かなりの割合で読んでいただいているということになります。「うちの全員の机の上に置いてあります」とおっしゃっていただけるベンチャーキャピタルさんも何社かいらっしゃいます。(ありがたやありがたや)

昨年、この本の応用編である「起業のエクイティ・ファイナンス」という本

起業のエクイティ・ファイナンス---経済革命のための株式と契約

も出しましたし、前著から4年以上経ちましたので、今回、前著を大幅に書き直した次第であります。
前著を書いたのは、「このままでは日本のベンチャーは滅びてしまうのではないか」という暗い時期でしたが、現在は毎日ベンチャー関係のイベントがどこかで開かれているほど起業が活況を呈してきています。エンジェル投資も当時はまださほど目立っていませんでしたが、今では普通になってきましたので、 資本政策表もエンジェル・ラウンドを付け足したものに変更し、統計なども最新のものに入れ替えるなど、全体的に大幅に書き直しを行いました。

また、最後の第9章に「ベンチャーのコーポレートガバナンス」という章を新たに書き加えました。
これは、

  • 株式によるファイナンスとコーポレートガバナンスが表裏一体であること
  • 株主と経営者の利害を一致させるのがコーポレートガバナンスであること
  • そのために投資契約や優先株式がどう使われるか
  • 米国と日本のベンチャーのガバナンスはどこが違うか
  • 改正会社法で、上場に向けた取締役会や役員構成はどう設計していけばいいか

といったことをまとめてあります。

前著に引き続き、「起業のエクイティ・ファイナンス」ともども、一家に一冊、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第302号)上場前後の資本政策(2014年第4四半期:その2)

今回は、2014年第3四半期にIPOしたベンチャーを中心とする会社の資本政策の後編です。

NewImage 

前回は「SFPダイニング」まででしたので、今回は「今村証券」から。 

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

「note」のリンクからは単品で購読できます。↓

https://note.mu/isologue/n/n1cca900b0770

 

(ではまた。)

 

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第301号)上場前後の資本政策(2014年第4四半期:その1)

今回は、2014年第4四半期にIPOしたベンチャーの資本政策について考えてみます。

第3四半期の回にすでに取り上げた、「GMOリサーチ」「セレス」「オプティム」「アルファポリス」「SHIFT」 等を再掲しています。

NewImage 

ご案内のとおり、この第4四半期は上場企業数が非常に多かったので、今回と次回、2回に分けてお届けいたします。(今回は「SFPダイニング」まで。)

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

「note」のリンクからは単品で購読できます。↓

https://note.mu/isologue/n/nfeea43cf783f

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

連休なのでアホなこと考えてました

ヒマだというわけでもないのですが、「Dragon Night」の歌詞について考えていて、以下のような問題を思いつきました。

【入試直前 地学予想問題】

以下の質問に答えなさい。

問1.
「今宵は百万年に一度 太陽が沈んで夜が訪れる日」
上記の現象について、この惑星の自転周期その他の惑星の特徴、観測者の惑星上の位置などに関するあなたの考えを述べなさい。

問2.
「今宵は百万年に一度 太陽が夜に遊びに訪れる日」
上記の現象について、あなたの考えを述べなさい。

以下、下の方に私が考えた解答例を掲げてあります。(私は天文の素人どころか、日頃あまり天文について考えたこともないので、考え違いがありましたら、ご教示いただければ幸いです。)

続きを読む

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第300号)謹賀新年(2014年の「週刊isologue」総集編)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
週刊isologue(イソログ)
2015.01.05(第300号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■謹賀新年(2014年の「週刊isologue」総集編)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あけましておめでとうございます。
今週は一年の最初なので、昨年の記事を一覧する「総集編」をお届けします。
今年も、何卒よろしくお願い申し上げます。 

昨年のテーマは、

  • 日本の新規IPO企業の資本政策 
  • 米国アクセラレーターの新投資スキーム「safe」「KISS」
  • シード期の優先株「Series Seed」の研究
  • 全米ベンチャーキャピタル協会契約ひな型の研究
  • 日本の起業の起爆剤としてのLLC
  • CYBERDYNEのdual class
  • 中国企業WEIBOの上場と中国ビジネスの特性
  • ケイマン諸島法人の特性
  • Alibabaのビジネスモデルのスゴさ
  • ファンド規制(適格機関投資家等特例業務)の問題点
  • GoProのIPOと資本政策
  • 手数料がかからない証券会社「LOYAL3」
  • 「起業のエクイティ・ファイナンス」発売
  • イーロン・マスク氏の華麗なる経歴とTeslaのファイナンス
  • ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ)の資本政策

などでした。

詳細は、以下をご覧下さい。
(以下、リンクはブログでの紹介にリンクしています。)

いつもと同様、当然のことながら、これらは法的助言を行うことを目的とするものではなく、財務的な観点からの検討が中心です。実際の解釈や運用にあたっては、弁護士等の法律専門家の意見を参考にしてください。

 

続きを読む

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。