堤義明氏への「怨念〜」(完結編)

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昨日のエントリーに関連して、いつもご愛読いただいている<(_ _)>某マスコミの方からメールいただきました。
ちょうど今、西武鉄道問題を取材されているそうで、曰く、
「義明氏は父親のお墓参りにもヘリコプターで行くらしいのですが、そのとき、あの利益供与事件で捕まった総会屋の家の墓の上を爆音を轟かせて飛んだそうで、それに怒った総会屋が西武鉄道を攻め、利益供与事件になり、ガサ入れとなって、結果として名義貸し問題が露呈することとなり上場廃止に追い込まれた、という経路があったわけで、「怨念」が今日の問題につながっていると言う磯崎さんのご指摘はまさに正しいと思います。」(要旨)
とのこと。
うーん。書いた本人がビックリというか(笑)、やっぱりというか・・・。
Google等で調べると一部では有名な話のようですが、総会屋の付け入るきっかけの理由がヘリだったというのは普通のマスコミでは驚くほど記事になってなくて、新聞記事検索をしても、下記の今年10月11日朝刊の読売新聞の記事1つだけ。日経、朝日や毎日等では記事になってないようです。(別に記事にするような内容ではないと言えばそれまでですが。)

西武鉄道利益供与 「ヘリで墓参り」に言いがかり、「おわび」深みに
 私鉄大手「西武鉄道」が、土地売却を偽装して総会屋に資金提供していた商法違反事件。同社と総会屋双方の計十六人(うち一人は死亡)が起訴され、すでに十四人の有罪が確定した。同社が総会屋との関係を深めたのは、右翼関係者との不透明な土地取引がきっかけだったとされる。捜査では疑惑が解明されなかった、その闇の実情を知る右翼団体の元幹部(70)が、重い口を開いた。
(中略)
 西武鉄道とのつながりの発端は一九八三年ごろ。同社の当時の最高幹部が、神奈川県内の霊園にヘリコプターで訪れた。ここに親族の墓がある元幹部は、それを知ると「墓の上を騒がしく飛びやがって」と、同社に言いがかりをつけた。

83年にインネンつけられていながら、それでもヘリに乗るのはやめなかったわけですね。
あれ、実際にヘリから見下ろされた人でないとわからないと思いますが、あの爆音というか、上と下というわかりやすい位置関係というか、ヘリで飛ぶのにかかっているであろうコストと地上の私のお金のかかってなさの対比(笑)というか、とにかく圧倒的な「見下ろされ感」があります。
(そういうのが好きな一部の方はともかく)、あれはやっぱり恨みを買うんですね・・・。
(ではまた。)

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2 thoughts on “堤義明氏への「怨念〜」(完結編)

  1. 堤義明容疑者

    堤義明容疑者が有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引の疑いで逮捕された。強者が追い込まれると、恨みを持つ者から、沢山の「今だから言える話し」が出てくる。あれほどのワンマン経営者だったのだから、これから続々と出てくるだろう。ゴシップネタでは ●里谷多…