公衆電話と草薙素子

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本日、奥さんと一緒に行った写真展の帰りに見た光景。

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『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の最後の博物館のシーンで、多脚戦車の撃つ弾丸が壁の進化の系統樹のレリーフを下から上に駆け上がり、系統樹の頂点にある、進化を極めた人類の「その先」が暗に指し示されるわけですが、
こちらの写真(六本木AXISの4階)では、JIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)の博物館において、初期の炊飯器や榮久庵憲司氏デザインの有名な「キッコーマンしょうゆ卓上びん」から今に至る工業デザインの系統が示されてまして、その横に公衆電話が置いてあったであろう空虚なスペースがあるわけです。

このスペースに「公衆電話が物質としての存在を断たれてしまった物悲しさ」を見ることもできるでしょうし、見方を変えれば公衆電話は、よりユビキタスに(スマホ等に)形を変えただけで、「ネットは広大だわ」と、いつも我々のすぐそばにいる存在になったのだともいえます。

そんな妄想をしながら見ると、何やらいろんなものがじわじわこみあげてくる光景でありました。

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