起業のファイナンス「増補改訂版」、出ました!

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2010年に出した拙著「起業のファイナンス」に大幅に加筆した「増補改訂版」がこのたび発売になりました。

起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

おかげさまで前著は約3万部をご購入いただきました。これは(村上春樹比とかで考えますと)ベストセラーと呼ぶにはおこがましいのですが、株式でファイナンスするベンチャーがまだ年間1,000社程度しかいないので、日本のベンチャーコミュニティのサイズから考えると、ベンチャーやベンチャーキャピタルの方には、かなりの割合で読んでいただいているということになります。「うちの全員の机の上に置いてあります」とおっしゃっていただけるベンチャーキャピタルさんも何社かいらっしゃいます。(ありがたやありがたや)

昨年、この本の応用編である「起業のエクイティ・ファイナンス」という本

起業のエクイティ・ファイナンス---経済革命のための株式と契約

も出しましたし、前著から4年以上経ちましたので、今回、前著を大幅に書き直した次第であります。
前著を書いたのは、「このままでは日本のベンチャーは滅びてしまうのではないか」という暗い時期でしたが、現在は毎日ベンチャー関係のイベントがどこかで開かれているほど起業が活況を呈してきています。エンジェル投資も当時はまださほど目立っていませんでしたが、今では普通になってきましたので、 資本政策表もエンジェル・ラウンドを付け足したものに変更し、統計なども最新のものに入れ替えるなど、全体的に大幅に書き直しを行いました。

また、最後の第9章に「ベンチャーのコーポレートガバナンス」という章を新たに書き加えました。
これは、

  • 株式によるファイナンスとコーポレートガバナンスが表裏一体であること
  • 株主と経営者の利害を一致させるのがコーポレートガバナンスであること
  • そのために投資契約や優先株式がどう使われるか
  • 米国と日本のベンチャーのガバナンスはどこが違うか
  • 改正会社法で、上場に向けた取締役会や役員構成はどう設計していけばいいか

といったことをまとめてあります。

前著に引き続き、「起業のエクイティ・ファイナンス」ともども、一家に一冊、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

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