明けましておめでとうございます(2007年、年賀エントリ)

(今年より、エコロジーのため、「ブログで年賀状」とさせていただいております。
 年賀コメント、トラックバック、歓迎いたします。)
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(初日の出追記:自宅の近くで7時03分撮影)
2004年3月にはじめたこのブログ「isologue」ですが、今年は3年目に突入します。
いつもご覧いただいていない方への近況のご報告(&私の反省)を兼ねて、昨年一年間のエントリの月別アーカイブ一覧と、その概要を並べさせていただきます。
本年も、よろしくお願いいたします。
2006年1月
昨年、年が明けて「24(TWENTY-FOUR)」にハマって、シーズンIを見終え、シーズンIIを見始めたころ、ライブドアが証券取引法違反で家宅捜査という速報が飛び込んできました。(16日)
この月は、これ以降、ほとんどライブドアの株式分割や会計処理の解説に終始。
2006年2月
引き続き、ライブドア関係(「弥生」等)の解説をするとともに、「24(TWENTY-FOUR)」をシーズンIVまでフィニッシュ。(5日)
記事で、久保利弁護士にもブログを読んでいただいていることが判明。
この月、ニューヨークはすごい寒波。シリコンバレーが意外にブロードバンド後進国であることを認識。ライブドア事件でブログのアクセス数が月間100万pvペースまで上昇。トリノオリンピックということで、世界ではどの程度のアクセスかと思って、トラフィックの国際比較を敢行。(意味ナシの仮定ではありますが)、”フィンランド語サイトであれば”10位以内に入り、AC Milan のオフィシャルサイトと同程度に達したことが判明。(25日
春休みに行こうと思ってたフィリピンでクーデター。(旅行キャンセル。)
2006年3月
もちろんカネがすべてではありませんが、ハーバード大など米国の大学が兆円単位の基金を高いパフォーマンスで運用している実態を知って愕然。(6日
アクセス増加やブログのソフト(MovableType)のバージョンアップの影響で、サーバがパンク、ホスティングをお願いしているプロバイダから追い出されるように、プロバイダを変更。
事務所を丸の内の「郵船ビル」に、引越し。
5月からのストックオプション会計の導入で、地獄を見る企業も増えるんじゃないかと憂慮。(29日
2006年4月
「ナニワ金融道」の主人公「灰原」君の名前は、「グレーゾーン」金利から来ていたのか?と気づく。(3日)
お隣の三菱商事さんのビル完成。「Soup Stock Tokyo」と社内ベンチャーについて考察。
白洲次郎、フェアトレードコーヒー、YouTube、遠山記念館、受付電話のBang & Olufsen、数学者ラマヌジャン、過剰取立問題などについても考察。
私のホームページが中国語に翻訳されているのをウエブ上で発見。
グーグルを財務的に分析して、一部で好評を博す。(24日
2006年5月
連休は、コストパフォーマンスよく、都内のホテルをウェスティン→ニューオータニ→フォーシーズンズ(目白)と1拍づつ泊まり渡り。
東証さんのXBRL(XML)での決算短信開示のご紹介。
村上ファンドがシンガポール移転、というニュースを受けて、昨年来のファンドに対する規制強化の動きのまとめ
会社法施行を記念して、会社法下の転換社債の会計処理等について一連の考察。
新日本製鐵の買収防衛策について。
会社法下でのストックオプション発行の各社の対応について考察。
2006年6月
引き続き、会社法下のストックオプション処理を考察。
村上ファンド捜査報道。(2日)
報道されているような村上ファンドに対する容疑のように、インサイダー取引規制における重要事実や公開買付等の情報の発生時期が、あまりに早めに解釈されすぎるようになると、市場が経済的にうまく機能しなくなるんじゃないかと懸念。
村上ファンドの容疑について分析。
阪急・阪神の統合について考察。
ワールドカップ期間中でもあり、「インサイダー取引規制とオフサイド」のアナロジーについて考察。(26日
日銀福井総裁の村上ファンド「VIP口座」というのは、別にヘンではないんではないの?という考察。
2006年7月
北朝鮮への金融制裁の対象となったマカオの銀行の規模があまりに小さいのにびっくり。
慶応の小幡先生の「ネット株の心理学」と、株式市場の「マイクロストラクチャー」について検討。
「Death Note」と「経済犯罪の厳罰化」について考察。
村上ファンド事件が有罪になってしまうと、日本の現行法の下ではストックオプションは非常にインセンティブ制度としての運用が難しくなるんではないか、という考察。(10日
米国の「spring-loaded stock options」も考察。
新横浜プリンスのエレベータで、「ミキティー(安藤美姫)」と乗り合わせる。
日経BPさんのサイトで、ネットが浸透する経済を財務データ的に斬る、「ネット・エコノミー解体新書」という連載を開始。(おかげさまで、ネットマーケティングのコーナーで、人気ランキング1位をいただく連載になりました。)
今まであまりじっくり読んだことがなかった「電子系の法律」についての考察を開始。
2006年8月
「電子登録債権法制に関する中間試案」にツッコミ。
e-Taxにツッコミ。
wikiベースの法律関係ドキュメンテーション・プロジェクトについて妄想。
ネット・エコノミー解体新書第2回「グーグルは”広告業”ではない」が、一部クロウトの方に大うけ。
新聞(紙)の購読を終了、ネットで新聞を読むように。(これは大正解でした。)
ロシアに出かけて、世界一バブっている(世界一、ベンツが売れている)状況を目の当たりに。
飛行機の中でネットが使える「connection by boeing」を初体験するも、2006年いっぱいでサービスが終了すると知って愕然。
帝政時代のロシアの「ビジネスモデル」に思いをはせ、「毛皮交易」についての書籍をご紹介いただく。
2006年9月
自宅のFAXも廃止。(事務所のFAXは、もとから紙でなくファイル変換して受けていた。)
ネット・エコノミー解体新書(第4回) アマゾンとロングテールに関する“大きな勘違い”、も、結構反響いただきました。
社外監査役をやっております株式会社ミクシィが東証マザースに公開。(14日)
ドリームテクノロジーズについて考察。
「痴漢容疑リスク」について考察。
2006年10月
ノートパソコンに付けてる通信カードをDoCoMo M2501に変更。外出先でも最大3.6Mbps体制に。
北朝鮮核実験。
GoogleのYouTube買収に衝撃を受ける。影響を分析。
学習院マネジメントスクールのセミナーで、りそなホールディングス取締役の渡邊正太郎氏といっしょに講師をさせていただく。
島耕作(氏)、専務に昇進。
ソニーの「ロケフリ」を使ってみて、テレビの未来を妄想。
2006年11月
「エスティマ・ハイブリッド」を予約。エンジンでなく、「プログラム」が車の中心になる時代を実感。
ブログの不具合(コメント、トラックバック関係のプログラム)を一部修正。
24(Twenty-Four) シーズンVを見て寝不足に。
泊まり明けで丸の内仲通りで、速水もこみち(氏)に遭遇。
日産自動車さんから、スカイラインのブロガー向け発表会にご招待いただく。(ブログを書いている役得をちょっと実感。)
ソフトバンクのモバイル事業証券化を考察。
「小規模事業者へのブログの影響力」が、意外に反響あり。(28日
2006年12月
「知らなきゃよかったストックオプション」シリーズを企画する(も、年の瀬で結局年内に1回だけしか書かず。)
不正アクセス禁止法を考察。
日本の税務や会計業務はオフショアリングに影響されるかどうか、考察。
Winny裁判の影響か、悪夢にうなされる。(16日)
ライブドア事件ではじまった2006年を締めくくるように、日興コーディアルの会計処理問題が表面化。SPCの処理について数回にわけて検討を試みる。
新聞(紙)の購読をやめ、FAXも使うのをやめた勢いで、年賀状もブログで代替することを決意。
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ちなみに、2006年の当ブログでのAmazonのアフィリエイト売上は、金額では、(恐れ多くも私のブログを引用していただいた)森・濱田松本法律事務所の松本啓二先生の「クロス・ボーダー証券取引とコーポレート・ファイナンス」(1冊4,200円と単価が高めなこともあり。)が一位。
冊数ベースでは、慶応の小幡先生の「ネット株の心理学」が一位。
これを渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0—web新時代の働き方(かもしれない) 」が急速に追い上げてます。)
(「新書」の年だったなあ、と実感。)
(ではまた。)

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