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June 29, 2008

投資と融資の違い

池田さん曰く

投資と融資の違いは、会計的にはおっしゃる通りだが、経済学的にはどっちもinvestmentである(たとえば有名なSharpeの教科書Investmentsには"borrowing and lending"という章がある)。


会計的にも、長期的な株式での出資や金銭消費貸借での融資は、「資金を出す側」からすると、ともに「投資(固定資産)」的な概念ですよ。

貸借対照表の固定資産の「投資その他の資産」の部に計上され、その中で、「投資有価証券」「長期貸付金」等に区分されます。

一方、「資金調達する側」からすると、借入での調達か株式での調達かによって、負債の部に計上されるか資本の部に計上されるか、大きく分かれることになります。
おっしゃるように、破産、清算などの場合には、まず負債(債権者から見ると債権)が債権者に回収され、残余が出た場合には、それを株主が分け合うことになります。

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(ご参考まで)

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コメント

実学と虚学の差がよく分かって良かった。
現実社会がどちらで回っているかこれもまた明らかですね...。

とすると、かつての長期信用銀行というのは、やはり投資銀行だったんですねえ。(うっ、投機銀行?)

>durianさま
そりゃ、資本の30倍のレバレッジを常時かける(法律上はかけられる)銀行でしたから、今のI-Banksのレバレッジからすれば、やっぱり投機銀行でしょう。
だから、asset sideの毀損にあれほど脆かったのかと、いま振り返れば理解します。

はじめまして

結局は、お互い使っているモデルが違うということにすぎないのでは。

モデルは、理論を組み立てるために、実際の現象のなかから抽出したものですので、色々なモデルがあって当然ですね。

磯崎さん、こんばんわ。
銀行勤務時代の嫁から、
「カネがお客のところで融けるのが融資、一方、
投げ入れただけだからお客のところでカネが残っている(はず)なのが投資」
と説明されました。
融資のカネはもう融けてるから、別のカネで戻してもらわなければならないから回収は難しい。投資は、投げ入れたのはコッチの責任だから、なくなっていても自己責任なんだよ、と。

風竜胆さん、

>結局は、お互い使っているモデルが違うということにすぎないのでは。
>モデルは、理論を組み立てるために、実際の現象のなかから抽出したものですので、色々なモデルがあって当然ですね。

「違う」で済ませてしまうと、どんなことでもそこで終わりですが、

「なぜ違うのか。」と考えていくと、「違う」はずの話が統一的に理解できて目の前がぱっと開けた気持ちになったりしまして、
http://www.tez.com/blog/archives/001191.html

今回、ディープに考えを巡らせてみて大変よかったです。

(ではでは。)

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