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May 17, 2008

Windowsユーザが抱くMacに対する5つの誤解

Windowsユーザが抱いている(というか私が抱いていた)、Macに対する5つの誤解のお話であります。


MacはCDを「ゴミ箱」に捨てさせる
以前からMacをちょこっとだけ使うようなときに非常に抵抗感があったのが、CD-ROMを取り出したり周辺機器をはずすときに、アイコンをつまんで「ゴミ箱」にドラグ&ドロップするという"メタファー"。

CD-ROMをゴミ箱に入れると、データが消えちゃうとか この世から消滅してしまうという"リスク"を感じますし、そうでなくても、まだ使えるものをゴミ箱に放り込むというのは普通の人なら抵抗感があるはずです。

これは(以前からそうだったのかも知れませんが)、OS Xでは、CD-ROM等をドラグしてゴミ箱の上にかざすと、「取り出す」と表示されるので、多少は緩和されてかと思います。

というか、いまどきのお仕事は、(使いはじめのソフトのインストール等を除き)ほとんどフロッピーやCDって使わないですよね。少なくとも私は、CD-ROMを使うのって、年に数回です。


Macで動かないソフトが多い
いわゆる『Mac用に作られたソフト』よりは、Windows用に作られたソフトの方がだんぜん多いのですが、これも、

一つには、今や仕事の大半はネット(Web、メール)化しており、機種やOSに依存しなくなってきていること、

二つ目に、普通のWindowsユーザがローカルで使うソフトの時間シェアは、MicrosoftのOffice(Word、Excel、PowerPoint)がほとんどだろうということ、

三つ目に、前述のとおりMacでWindowsが動くわけですから、結局はWindowsソフトも「Macで動く」ということ、

・・・といった理由から、「Macで動かない」ソフト、というのは今やほとんど存在しないということかと思います。

換言すれば、今回私がやったのは「脱PC」であって、今のところ「脱Windows」でもなければ「脱Microsoft」でもない。

もちろん「Windows」を使う時間は激減してますが、今回、iMacとMacBook Airのために、「WindowsXP Home」を2本、「Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック(1本で3台までインストールできる)」を1本買いましたので、Microsoftさんの売上はむしろ増えているのであります。

ちなみに、今回Macに移行しようと思った最大の理由は、わざわざLet’s Noteの最新機種を買ったにもかかわらず、Windows Vista+Office2007があまりにノロく、Office2007のインターフェイスもあまりに使いづらくなったことに腹が立ったことであります。
Mac OS X+Office2008は、非常にサクサク動いて期待通りでしたし、(少なくともOffice2007を使っていれば)Officeのインターフェイスの違いに戸惑うこともありません。


「ことえり」は使いにくい
移行前の最大の不安の一つは、Mac標準の漢字変換「ことえり」で まともに仕事ができるのか?ということ。
Apple Store銀座のおにいさんに、正直に「Windowsユーザなんですが、やっぱりATOK for Macなどをインストールしたほうがいいでしょうか?」と聞いてみた。

すると、おにいさんが「これで打ってみてください。」と入力画面を出してくれたので、だーっと文章を入力してみたところ、「あれっ?」・・・想像と違って、意図した通りにスラスラ変換できる・・・。
「・・・ということであれば、まずはしばらく”ことえり”で使ってみて、どうしても、ということであればATOKを買われてみてはいかがでしょうか?」とのことでした。

(移行前も、実はATOKをわざわざ買うのはかなり以前にやめておりまして、Windows標準のIMEを「ATOK風」にして使っていただけなので、さほど「ATOK信者」というわけではなかったですが。)

もう一つ。Macを時たま触っていたときにイヤだったのが、先に「かなキー」「英数キー」を押して文章を書かないといけないところ。
IMEだと、先に文章を打って、あとからファンクションキーで「カナ」「半角英数字」等を選択してたので。

しかし、逆にWindowsを使っていて作業効率が悪くなる最大の要因の一つが、
「漢字変換キーがヘンなところ(キーボードの左上)についていて、ブラインドタッチしにくい」
「言語バーがどこにあるかわからなくなるから、文字を入力しているところから視線をそらして、今、英数モードなのかカナモードなのかを見るために言語バーを探さないといけない」
「かなモードのはずが、いつの間にか英数モードになってたりする」
といったあたりだったので、Macで親指のところにある「かな」キーを押せば必ずかなモードになり、「英数」キーを押せば必ず半角英数字が出るというのは、すべてがブラインドタッチで済むので、逆に、文書を書く効率(及び気持ちよさ)が非常に上がりました。


Macは「右クリック」できない
これ、過去にMacを使ったとき、最高にイヤだった点。

なぜ、マウスの右ボタンがないんだ!

Windowsで使い慣れた「右クリックでポップアップメニューを表示」が使えないというのは、利き腕をモガれたぐらい作業効率が落ちるじゃないか。

これについては、
「Macはそういうもんなんだ」
とあきらめて(いわば、人魚姫が、人間になる代わりに声が出せなくなる、くらいの覚悟で)Macに移行したんですが、買ってから気づきましたけど、ワイヤレスの「Mighty Mouse」だと、(見かけこそ右クリックボタンがないMac標準のマウスですが)、実は右左にタッチセンサーが内蔵されていて、右クリックができるんです!ポップアップメニューも出るじゃん!
(もちろん「control+クリック」でも右クリックと同じことができます。)

・・・ということで、これについては、まったくWindows時代と同じ操作感でOK。
思わぬ大儲けをした気分であります。


Macのトラックパッドは「クリック」ができない
これも、奥さんのMacbookなどを使わせてもらったときに最高にイヤだったことの一つ。

Let’s Noteでは、トラックパッドを「トン」とたたく(「タップ」する)とクリックになったわけですが、Macでファイルを選んで「トントン」としても、うんともすんとも言わない。こういう、使い慣れた無意識の動作が思い通りの結果を生まないと、最高に「イラっ」と来るわけです。

ところが、これも買ってから気づいたんですが、ちょっと設定したら、なんとタップでクリックできるじゃないですか!
(注:「システム環境設定」→「キーボードとマウス」→「トラックパッド」で、「タップでクリック」にチェック。)

もちろん、「右クリック」もできます。
同じ設定画面で「副ボタンのクリック」にチェックすると、二本指で「トン」で、ポップアップメニューが立ち上がります。

---

というわけで、以上の「誤解」は、(誤解でなくその通りとも言えますが)、WindowsからMacへの移行に大きな障害になるかというと実はあまりならない、ということに気づいた次第であります。

以上、私の一連のMac移行記を見て、WindowsからMacへの移行を考えてらっしゃる方も何人かいらっしゃるようですので、ご参考まで。

(ではまた。)

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コメント

歴の浅いmacユーザーですが...

> MacはCDを「ゴミ箱」に捨てさせる
これは、ほとんどやったことがないです。僕自身はFinderのサイドバーから操作しますね。話だけが一人歩きしている感じもありますが、実際はほとんど支障のない話ではないでしょうかね。

> Macで動かないソフトが多い
実際は、Officeなんかよりも、「クリップボードを操作するアレ」とか「画像編集に使っているアレ」とか、そういう個人にフィットしたツールがあるかどうか、みたいなことのほうが大きい感じもしますね。探せば代替品もあるのですが、個人の感覚にフィットしないこともありますね。OSを変えるってのは、そういうこともであるんですが。

逆に、ここ最近のMac熱は、Forefox、iTunesなどのクロスプラットフォームの製品の存在が大きい気がします。

> Macは「右クリック」できない
僕は、Winで使っていたトラックボールをそのまま再利用してます。そういえば、Macって、適したトラックボールが無い気がします。机が狭いので、トラックボールは必須なのに。

あとは、個人的にはノーコメントで。

いつも楽しくブログを拝見しております。

磯崎師のMac移行記開始と同じくらいの時に、友人が使っているMacを数年ぶりにじっくりとみて、あまりのかっこよさに次は必ずやMacと心に決めました。
何せ、ずいぶんMac自体をさわっていなかったので、このブログをみて「そういえば、右クリック・・・」とか、使い勝手も変わっちゃうのかも、いや変わらないのか、と右往左往(笑
そういえば、Windowsを使うにはOSを買わなきゃいけないのは悔しいところですが、かっこよさには変えられないですね。

> MacはCDを「ゴミ箱」に捨てさせる
旧世代OS(MacOS9)までの作法でしたね

…OSX世代に移行して、今では純正キーボード上に『イジェクト』ボタンが装備されてます

>Macを時たま触っていたときにイヤだったのが、先に「かなキー」「英数キー」を押して文章を書かないといけないところ。

適当に文章打ったあとに、「英数」「かな」キーをダブルクリックすれば、半角英数とカナを変換できますよ。

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