本日のペコちゃん

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本日、家族で一風堂にラーメンを食いにいったんですが、いつもはレジで支払いをするときに子供にキャンディーをくれるのに本日はくれないのでどうしたんだろうと思ってよく考えてみたら、いつもくれてるのは不二家のペロペロキャンディーでした。
(子供はガックリであります。)
さて、渡辺千賀さんが「不二家の期限切れ牛乳利用問題」で曰く

「日本の基準が厳しすぎ、求める清潔水準が高すぎる」
という意見もあるが、それはそれでいいんじゃないか、と思う。厳しい環境の中からこそ、非常に優れたモノが誕生することは多々ある。日本の基準が厳しいのは、日本の食品メーカーの競争力を強めこそすれ、弱めてはいないだろう。

メーカー側が自主的に厳しい生産管理の基準を設けるのはメーカーの競争力になると思います。渡辺さんが例としてあげているマクドナルドが、自主的に「品質」を定義してそれを守っているのは大変よろしいかと思います。
しかし、たとえば「5日を過ぎたら(品質のいかんにかかわらず)消費期限切れ」という規定が存在し、これを1秒でも過ぎたら会社が倒産の危機に直面するとしたら、メーカーは5日を絶対越さない許容誤差マージンをとった在庫管理をしないといけない。
(この期限が「ノックアウト条件」になって企業価値を激減させる「オプション」がつくわけです。)
「5日」というのは、もともと牛乳の品質が99.9何%かの確率で絶対悪くならないといった、マージンをかなりとった期間なんでしょうから(実際、うちの牛乳は期限を2週間過ぎても、すっぱかったりへんな味がするどころか、非常においしくいただいてます。)、2重に許容誤差をとらないといけないのは、マクロ的に見てムダだなあ、と。
また、そういった過度に厳しい制約条件がかかっている場合、企業は、その規制をクリアすることには躍起になるでしょうけど、自立的に品質を定義して生産管理を行う能力は損なわれていくと思います。(たぶん。)
マクドナルドは、「国の基準や国民の要求が厳しかったから」、サイエンスと呼べるほどの清潔さを身につけたのかと言うと、(渡辺さんのブログを過去から読んできた知識から考えると)、まったくそんなことはなさそうだ、(つまり、国や清潔好きな国民から言われて管理基準を強化したのではなく、むしろ、放っておくとあまり清潔にしない人も従業員として使わないといけないから、システム的に管理を強化せざるをえなかったのでは?)、という感想であります。
人間でもそうですが、「自分から基準を作り出すやつ」と「人から基準を押し付けられるやつ」では、前者のほうが圧倒的に生産性が高いのが常である気がします。
(ではまた。)

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本日のペコちゃん” への2件のコメント

  1. 牛乳だけでなく、返ってきたチョコを再利用したり・・・、報道を見る限り、かなり酷い状況のようですね。組織ぐるみの犯罪。がっこの先生も言ってました。うそつきはダメです。早く全部吐き出して改心して欲しいですね。
    うちの近所のペコちゃんも泣いてます(T。T)
    それにしても一風堂さん。
    代わりのお菓子、用意して欲しかったなぁ。

  2. 食品の品質に対する過度の反応

    不二家の問題が世間をにぎわし続けています。
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