遠山記念館

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先日、白洲次郎夫妻が住んでいた「武相荘」をご紹介しましたが、同じく、東京近郊にあるあまり知られてない いいとこシリーズ。
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白洲次郎の前日にご紹介させていただいたSoup Stock Tokyoの遠山正道会長ですが、雑誌の記事を見ると、お父様は日興証券(現日興コーディアルグループ)の副社長だったとのこと。日興証券の創業者も「遠山」姓ですので、創業者一族でらっしゃるんでしょうね。
そんな日興証券創業者の遠山元一氏が建てたのが、埼玉の川島町にある現遠山記念館
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遠山記念館の邸宅は、川島町出身である日興證券の創立者遠山元一(明治23年〜昭和47年)が幼少時に没落した生家を再興し、苦労した母・美以(慶応2年〜昭和23年)の住まいとするために建てたものです。長屋門、渡り廊下でつながる東棟・中棟・西棟から構成される伝統的日本建築は、室岡惣七氏設計、全国各地の銘木と選りすぐられた技術により、2年7ヶ月を費やして昭和11年に完成しました。
美以没後は主として遠山元一の接客に使用されましたが、その後邸宅の保存と遠山元一が長年にわたって蒐集した美術品を、広く一般に公開することを目的に、昭和43年に財団法人の認可を受け敷地内に美術館を付設し、財団法人遠山記念館として昭和45年に開館しました。

以前、埼玉奥地に住んでたときに一度行ったことがあるのですが、この邸宅が、とにかくすばらしい。現代の職人では再現不可能というような、日本建築のすごい技術(華美ではなく、しぶい「いい仕事」)がふんだんに盛り込まれてます。
ベンチャーを立ち上げて親孝行してやろうという志のある方は、お近くに行かれた際は(あまり川島町に行く機会というのも無いでしょうけど)ぜひ一度見に行くことをオススメします。
(こういう「ホンモノ」のいいものを幼少の頃から見て、ご先祖の苦労した話を聞かされていると、目も肥えるし、社内ベンチャーも成功するのかも知れません。)
ちなみに、同じく川島町には、本田航空の飛行場があって、日本郵船さんの飛行船(よく東京上空で広告のために飛んでいるやつ)のほか、お金持ちのプライベートジェットなども置いてありますので、こちらも行ってみると立身出世欲が沸いてくるかも知れません。
(ではまた。)

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遠山記念館” への2件のコメント

  1. 「幻の国宝」と呼ばれる佐竹本三十六歌仙絵巻が展示されていたときに一度訪れたことがありますが、本当にすばらしいですよね。磯崎さんが仰るように、華美というわけではないのですが、粋が尽くされているという雰囲気がどことなく伝わってきました。日本建築というのはこういうものなのか、と改めて感じさせられました。

  2. うちの会社に昔遠山君というとんでもないヤツがいました。もしかして縁戚かしら。