「みずほ証券誤発注で儲けた27歳無職男」

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • Delicious
  • Evernote
  • Tumblr

(12/21 9:35追記あり。)
報道で「みずほ証券誤発注で儲けた27歳無職男」てなタイトルが踊ってますが、よく考えてみると、「無職男」ってのも大変失礼な言い方ですよね。
今年に入ってから60億円も儲けてらっしゃると報道されてますから、普通のファンドマネジャーとしても飛び抜けて優秀のみならず、そこらへんの上場企業の社長が何百人・何千人使って稼ぐよりよっぽど高いパフォーマンスをあげてらっしゃるわけで。
おそらく、「たまたま運がよくて苦労もせずに不労所得で大もうけした」という視点からの発言なんでしょうけど、何年間も勝ち続けるというのは、(運も必要でしょうけど)運だけで出来るわけないわけで、ニートや引きこもりと同列の扱いというのもひどい話です。マーケットの情報を分析してリスクをとって稼ぐというのは、りっぱな「お仕事」じゃないでしょうか。
これが、(キャピタルゲインに対して10%ではなくて、わざわざ約4割もの法人税を払うというタックスプランニング上はかなりアホな)法人化という選択をされていれば、「投資会社社長」とか報道されてた気も。もし自宅が千葉じゃなくて六本木ヒルズだったら「ヒルズ族」とか。ネットで投資してるから、「若手IT系社長」とか。:-)
[追記]
小飼弾氏からトラックバックいただきました。

本来「無職」というのは「現在職に就いていない」という以外の何も意味しない、無色かつ無難な言葉でしょう。(中略)
法人を持ってなくても「自営業」ぐらいは名乗れますし、「投資家」だって自称できます。そしてその申告をわざわざマスメディアが「無職」と言い換える事はまずありえません。

改めて大量保有報告書を確認してみましたが、ご本人が「無職」と報告されてらっしゃるんですね。
(取引所が開いている間、ずっと画面に張り付いて自己資金を運用するというのは、りっぱな「仕事」だとは思いますが、)、ご本人がそうおっしゃっているなら、もちろん何も異存ございません。大変失礼いたしました。<(_ _)>
(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

「みずほ証券誤発注で儲けた27歳無職男」” への5件のコメント

  1. 無庶垢

    それは磯崎さんの偏見ってものではありませんか?
    isologue −by 磯崎哲也事務所 Tetsuya Isozaki & Associates: 「みずほ証券誤発注で儲けた27歳無職男」報道で「みずほ証券誤発注で儲けた27歳無職男」てなタイトルが踊ってますが、よく考えてみると、「無職男」って…

  2. 素人の疑問ですが、投資家と名乗っていると、税務当局から、キャピタルゲインでなく、事業所得とか認定されて、税金が高くなるおそれとかないのでしょうか?

  3. 労働とは何なの?

    賃労働だけが労働だと考えている人が多いかと思います。 でも、賃金の発生しない専業主婦の家事だって立派な(無償)労働ですし、自分の知っているノウハウをWEBで他人に伝える事だって立派な労働です。 それじ…

  4. 磯崎さんの認識が誤っています。「27歳無職男」としたのはジェイコムの株式大量保有報告書
    でこの27男性が職業欄を「無職」としたからです。つまり、ジェイコム男が自分自身で無職と名乗った
    から27歳無職男となったのです。ジェイコム男は恐らく磯崎さんが行ったような反応を狙ってわざと
    「無職」と書いたのではないかと思います。つまり磯崎さんはこの記事ではなくてジェイコム男に釣ら
    れたわけです。