[pseudo]ハードディスクビデオで花粉症がなおる

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • Delicious
  • Evernote
  • Tumblr

私は社会人になった春の新人研修の最中に鼻血を垂らして以来、その後何年も「新人研修で鼻血を出した」いそざき、と、ありがたくない修飾語を付けて呼ばれる人生を歩むことになったわけですが、思えばあれが私の花粉症の始まりでした。当時はまだ花粉症という概念が一般には知られてませんでしたが。
ところが、ここ2年ほど、花粉症の症状がほとんど出ない。もちろん、ちょっとクシャミが出たりはしますが、以前のように頭痛がしたり意識がぼやけるというような仕事に差し支える状態からはほど遠い。ではなぜ、いきなり症状が劇的に緩和したのかと考えていたら、「ハードディスクビデオ」に行き着いたわけです。
「高圧縮」可能な報道コンテンツ
うちのCoCoonは自動的に山ほど番組を録画してくれるわけですが、中でも、(番組を作ってらっしゃる方には大変申し訳ないですけど、)報道番組というのはまさにハードディスクビデオで30倍速や120倍速で飛ばし見をするのに最適なコンテンツなわけです。
先日テレビ局の方に伺ったところ、画面の左上や右上に表示される説明書きや字幕は大きく視聴率を左右する要素だとのことですが、まさにあれが高速飛ばし見中のインデックスとなって、興味ある事件や特集のところだけ通常のスピードで見ることができます。
また、報道番組は激しい競争を展開してますので、皮肉なことに、逆に放送される絵面が局間でもみんな似かよってきますし、5時のニュースでも11時のニュースでも同じ素材が使われたりします。最近だとニッポン放送の亀渕社長へのぶら下がり取材のシーンとか、堀江社長の記者会見のシーンとか。そういう部分は120倍速でOK。
「シャノンの定理」的に言うと、報道番組は「非常に高圧縮率で情報を圧縮することが可能なコンテンツ」ということが言えるかと思います。
「お笑い」はどうか
一方、お笑い番組やバラエティ番組はというと、そうはいかないわけです。なぜなら、お笑いというのは「絵」もさることながら「間」が大切なわけで。「間」というのは早回しではわかりませんわね。
また、当たり前のことではなく常識との「差異」がお笑いになるわけですから、そういう意味でも「お笑い」は、エントロピーが高く圧縮しにくいコンテンツということができるかと思います。
ちょっと考えると、お笑い番組よりは報道番組の方が「中身がある」ように思われますが、実は、情報理論的には逆なのかも知れません。
真夜中の大爆笑
するとどういうことになるかというと、必然的にテレビを視聴する時間のうち報道番組の比率は下がり、お笑い番組を見る時間が増えるわけです。(笑)
また、以前は、視聴率の高いバラエティ番組はゴールデンタイムに放送されていて、夜中にはイマイチな番組が多かったわけですが、今では、朝の3時でも、(その時間帯に放送している番組の中からではなく、過去数日間の番組の中から)最高におもしろい番組を見ることができます。
かくして、私は、仕事で煮詰まったり休憩したいときに、真夜中であれ早朝であれ、バラエティ番組を見て大爆笑するようになりました。
以前、末期ガン患者の方々を吉本新喜劇につれていったらNK細胞の活性が上がったと報道されてましたが。真偽のほどはよく存じませんし、私も別に花粉症を治そうと思ってお笑い番組を見ていたわけでもないんですが、ここ2〜3年で大きく変わった要因って他に無いからなあ。大爆笑していたおかげで免疫機能が活性化してきたんじゃないかと。
ちなみにうちの家族は、同じものを食って同じ家で生活しているので、ほとんどの条件が私とまったく同じなわけですが、テレビを見て大爆笑している私に冷ややかな視線を浴びせている点は異なります。で、引き続き花粉症で苦しんでるわけですが。
「投資家」さんからコメントいただきまして、

率直な感想です。最近、投資家目線ではどうでもいい議論が続いてます。
以前はもっとアナリスト的なBlogだったと記憶しているのですが・・・
ご多忙中だとは思いますが、早く戻って欲しいものです。

とのことですが、いえ、残念ながら、以前からこのブログはこういうヨタ話もするサイトでございまして、そんなアナリスト的なblogなんて大それたもんではございませんです、はい。
また、上述のように「差異」(お笑いを含む)が情報の価値を形成するのではないかと考えている次第でして、引き続きこんな感じで参りますので、よろしくお願いいたします。<(_ _)>
(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

[pseudo]ハードディスクビデオで花粉症がなおる” への21件のコメント

  1. 12:29 LDが議決権ベースで5割越した、との報道:共同通信
    NIKKEIは少し遅れて13:31の報道でした。
    5割超を発表する、となると、先生がおっしゃったように株式交換の可能性が高くなるのでしょうか?
    結局、LDは回りくどいことなどせずに、コツコツ進めてきた、ということになりますね。
    村上ファンド3%超保持も、協力的なカモフラージュだったのでしょうか。
    もし資金的なあてがあれば、株式交換ではなく、Nの経営権奪取の可能性もあるのでしょうが、もし株式交換等での交渉に付くとすると、世間が想像する以上の(LDにとって)好条件をLDは突きつけるのでしょうか?
    村上氏の支援が絡んでいるとすると、単純な株式交換ではすまないようにも思うのですが。素人にはわかりません。
    ・・・この程度に。。。m(__)m

  2. どうしてもお聞きしたいので・・・。
    今日中に地裁の判断が下る、ということは高裁を意識しているから、となりますが、
    LDが5割超を発表したということは、先に既成事実を作ったことになりますし、
    達成後はNの増資や他の手段により上場を維持する、ということを発表してます。
    一方、仮処分の決定趣旨からすると、仮定での企業価値判断は難しい、ということでしたが、N/Fグループは仮定ではなく実態として、サンケイビル増資、他のグループの増資等Nの企業価値低下を実行、ないしは予告しています。
    仮定の段階で「企業価値」の維持を訴えながら、実態としてのこの言動・行動は、許容し難い作戦、と判断されるのではないか、と思うのですが如何なものでしょうか?
    これを実行しつづけると、刑法(何処かの人が書いていました)との関連で、Nの役員だけという次元ではなく、企業単位で、Fにも「その共同」が及ぶ恐れがあるのではないか、と思うのです。
    したがって、Fにとっては、話し合いで決着するのがベスト、ということになりはしないでしょうか?

  3. シナリオづくりをめぐる競争。

    花粉症の季節に合わせたのでしょうか?免疫学者の石坂公成による「私の履歴書」が日本経済新聞で連載中です。昨日は、1950年代に米国のダン・キャンベルから「論文を小説のように書け」と教えられる場面でした。パソコンの方は、JTのサイトで次のような同じ内容を読むことが

  4. そう言えば、わたしもHDDに番組を録画しまくって、夜中に見ていますが、
    アレルギーが減ってきてますね。私は幸いにも花粉症ではないのですが、
    寝不足+コーヒー(一日あたり3杯以上)で、ジンマシン(発疹)に悩まされていました。
    HDD(私はPC録画-Smartvision-)にキーワードで片っ端から録画し、よる夜中に
    見るという生活を、この1年ほどしていますが、以前ほどにはジンマシンには悩まされなく
    なりました。HDD録画なのか体質が改善されたのかは不明ですが、とりあえず、
    「キーワードでHDD録画」は大変べんりです。

  5. 中々面白い分析ですが、私の経験から鑑みますと単なる『お年』のせいだと推察致します。 私も約18年前に発症、約12年間チョ〜苦しみましたが、何もしないのに症状が緩和し現在に至っております。

  6. そうなんですか。年が経つと自然に治るもんなんですね。
    視力も最近ちょっとよくなったので喜んでいたら、メガネ屋に「老眼の始まりですね。眼球がしぼんできてるわけです。」てな趣旨のことを言われました。orz

  7. もぐもぐさん、あなたこのエントリの内容、読んでコメントしてますか?
    全然関係ない話でしょ。少しは空気読んだらどうですか。
    そんなにいろいろ書いたり人の意見が聞きたいなら、
    赤の他人のブログのコメント欄じゃなくて、自分のブログを開いて書けば、
    あちこちからいろいろな人が来て教えてくれますよ。
    磯崎さん始めここの人たちはみんな大人だから黙ってますけど、
    あなたのコメントは速攻削除されてもおかしくないと思いますよ。
    いい加減に他人のブログで長々と意見発表するのはやめなさい。
    (磯崎さん、迷惑でしたらこのコメント削除していただいて結構です)

  8. 民放連の日枝会長さまは、CMカッターが著作権法違反とか堂々と仰ってますね。
    要は、自動か手動かの違いだとは思いますが。満員電車で本を読む文化がある
    日本ですから深夜にHDDに保存した番組をすっ飛ばすのも文化にならないかなと。

  9. テーマが違うとは知りながら、続いていた話題で、投稿がないのは不思議と思ってしまい、つい。
    ブログのことが全く初体験で、いろいろご迷惑をお掛けしました。
    いい勉強になりました。
    よく勉強して、理解出来るようになったら、また機会があるかもしれません。
    失礼しましたm(__)m

  10. 何でもグラフにするのが好きなもんで、スギ花粉の飛散量もグラフにしてみました。
    http://spaces.msn.com/members/hardwave/Blog/cns!1pCV1yudGS7qDd7Z3G7RXfAw!129.entry
     
    そう言えば、子供の頃は花粉症なんて言葉はなかったですよね。
    小学校の低学年ですから「いつから鼻水が出ているか?」なんて医者に聞かれて返答できずにいると「蓄膿症」。それから数年後、ようやく「アレルギー性急性鼻炎」。
    「花粉症」なんって言葉はいつから使われだしたのだろう?
     
    確かに昨年は飛散量が少なかったので、印象がそうなってしまっているのかもしれないのですが、子供の頃にいつも目を真っ赤にしていたことを思うと症状が軽くなったのかな。
    ディーゼルなんかの排気なんかも影響しているそうですし、多少環境改善しているのかもしれませんね。
     
    しかし、ストレスを溜めないのが一番なんでしょうね。    でも、それは無理だよ。。。

  11. > 大爆笑していたおかげで免疫機能が活性化してきたんじゃないかと。
    なんだか逆の気がします。
    免疫機能が活性化するとよけいに花粉症がひどくなるはずだと思います。
    アレルギー反応ですので。
    どなたかが書かれているように、やはりお年のせいだと思います。
    家族の皆様はまだ若いから症状があるのではないでしょうか。
    お年の症状は花粉症だけにして頂いて、blogの方は以前のように公平性あるものをお願いします。最近、偏っているようですので、、、
    はっ!?!?  失礼しました。つい、、、、

  12. コクーンいいですよね。
    買って使ってわかるそのすごさ。
    時代を先取りしすぎた悲劇のマシン。
    ウチはEX11です。
    当時のソニーはまだこんな機械が作れました。
    今は昔・・・
    ちょこっと改良して再発売して欲しいです。
    壊れたらどうしよう。

  13. わーにさん、コメントありがとうございます。
    >免疫機能が活性化するとよけいに花粉症がひどくなるはずだと思います。
    私もそうとも思ったのですが、「いい免疫機能」というのは、なんでもかんでも攻撃するというもんでもないのかな、とも思いまして。
    敵対的買収の防衛策と同じで、会社に損害を与えるような買収は排除しないといけないですけど、すべての敵対的買収を排除しちゃうのはいい免疫機能とはいえないですよね。
    (これって、花粉症というよりアトピーの話かしらん?)
    ではまた。

  14. 確かに、外敵から身を守るための免疫賦活は良い事だと思いますが、逆に免疫の異常反応が起こったときの症状も酷くなりそうな気がします。
    そして、異常反応の症状の緩和の為に、時には評判の悪いステロイドを使用することも、医師による適切なコントロール下では有効です。あくまで適切に、適量を、最小限の期間で、ですが。
    (企業買収の話と関係無いようなあるようなやっぱり無いような)

  15. >ハードディスクビデオで花粉症がなおる
    物心ついてから重度の花粉症患者としては、このエントリーは
    はあ?
    何このエントリー?
    ふざけてるの?(2ch風ネタ)
    といった感じです。PCもHDDビデオも見ますが、症状変りませんよ。
    てっきり、HDD産業関連のPRかな、株価対策?とも思ってしまった。
    先の情報云々のエントリーじゃないですが、ネタをネタと見抜ける人でないと
    (blogを使いこなすのは)難しいのかもしれませんね。
    どこまでが風説の流布となるのか、堀江さんを見ていると色々考えさせられます。

  16. テレビ番組の情報密度(エントロピー論)

    isologue −by 磯崎哲也事務所: [pseudo]ハードディスクビデオで花粉症がなおる報道コンテンツは、「高圧縮」可能 「お笑い」は、エントロピーが高く圧縮しにくいコンテンツ なるほどねぇ。 でも私は、芸人が沢山出る番組では、つまらない「お笑い」のところをバンバン溌..