ライブドア、「ニッポン放送戦」に参戦
フジテレビが株式公開買い付け(TOB)中だったニッポン放送株を、ライブドア(さん)が35%取得されたそうです。(はぐれバンカーさん、コメントに情報ありがとうございました。)
ライブドア、ニッポン放送株35%を取得
インターネット関連サービスを提供するライブドアが8日、東証二部上場のラジオ放送会社、ニッポン放送の株式を35%取得したと発表した。同日までに市場で買い取った。ニッポン放送はフジサンケイグループの中核企業の一つ。(中略)
ライブドアは7日までに市場で買い増し、出資比率を5.36%に引き上げた。さらに8日早朝には東京証券取引所の立ち会い外取引システムを利用し、機関投資家などから29.63%を追加取得。合計で35%を手中に収めた。投資総額は概算で700億円。株主が33.4%以上の株式を取得した場合、株主総会で重要事項に対する拒否権を持つことができる。(以下略)(10:53)
全株取得を目指してTOBするフジテレビは、それなりの「ご予算」の制約もありますし、それまでの株価の20%増しもの価格を付けてるわけで、あまりそれ以上高い株価を付けると取締役の責任も問われる可能性もあるので、とりあえずあの価格での買い付けとなったわけですが、
立会外で機関投資家から追加取得したということは、ライブドアさんはTOBの価格より好条件を提示したんでしょうね。
証券取引法では、TOBをいったんかけたらTOB以外の方法でその株を買っちゃいけませんので、
第二十七条の五 公開買付者等は、公開買付期間(公開買付開始公告を行つた日から公開買付けによる買付け等の期間の末日までをいい、当該期間を延長した場合には、延長した期間を含む。以下この節において同じ。)中においては、公開買付けによらないで当該公開買付けに係る株券等の発行者の株券等の買付け等を行つてはならない。(以下略)
フジテレビとしては、途中でよりよい条件が出てきたとしても、個別に一部の株主からよりよい条件で買うことはできず、やるとすれば買付条件全体を修正するしかなくなります。これは「ご予算」全体を上げないといけない上に、公告を出したりと事務手続きも面倒で、全株買付を目指している方としては、状況判断をしながら機動的に条件を変更するというのはかなり面倒なわけですね。
第二十七条の六 公開買付者は、公開買付けに係る買付条件等の変更を行おうとする場合には、公開買付期間中に、内閣府令で定めるところにより、買付条件等の変更の内容その他内閣府令で定める事項を日刊新聞紙に掲載して公告を行わなければならない。(以下略)
一方、ライブドアは、「潜水艦」のようにひそかに現大株主と自由な条件で交渉を進められるわけです。
記事にあるように、ニッポン放送株の3分の1超を保有すれば、フジテレビの株式を22.51%(昨年9月末現在)保有するニッポン放送のリストラ(例えばフジテレビとの合併や株式交換による完全子会社化など。)をブロックすることができます。フジテレビに比べて少ない投資で、かなりの「バリュー」を持つ可能性があります。
今日午後4時半から会見だそうですが、「テレビ局経営に乗り出します」てなことを宣言するんですかね?
立会外システムで機関投資家などから29.63%取得って、細かくいろんな投資家からゲットしたとも思えませんが、まとめてたくさんに持ってるのって、やっぱり「村上ファンド」さんでしょうか。
秘密裏に交渉するにも、同じ六本木ヒルズ内だし。
(ではまた。)

コメント
歴史好きなもので、歴史の観点からライブドアを応援しています。
日本の歴史を大きく変えてください。期待しています。
Posted by: 歴史好きのranba : February 25, 2005 | 10:42 AM