訂正報告書を出しても削除してもらえない鹿内家の悲劇

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昨日、東証で大量保有報告書を閲覧した結果の続き、です。
22日のエントリーで引用した、ニッポン放送の訂正報告書には、鹿内夫婦からお子さん三名への譲渡の記載が実名で行われており、
「お子さん達は、5%以下しか取得していないのに、なんでお子さんの情報まで開示されてるのかしらん??」
と疑問に思ったのですが、
やはりというか、大量保有報告書をたぐっていくと、平成16年3月18日付で鹿内家側から
「(子供)3名分の報告は削除」
という旨の訂正報告書が出てるんですね。
ところが、ニッポン放送側は、昨年の金融庁・東証の有価証券報告書見直し要請を受けた年末12月15日の訂正報告書で、無情にも、この3名の実名や株式数を開示しちゃってるんです。
鹿内家側は昨年3月に訂正しているので、時間的には十分反映可能だったわけですが、西武鉄道問題で実質株主が非常にセンシティブな昨今、(しかも元オーナー一族だし)、ニッポン放送側でわかっちゃったものについては開示しないとヤバイということで、訂正されている持ち株比率の低い3名についてもあえて実名で開示しちゃった、ということかも知れません。
元はと言えば、報告する必要のない子供の実名を報告した鹿内家側が悪いと言われればそれまでですが、おかげで、開示資料に実名や住所が永久に残っちゃうとしたら、ちょっとかわいそう。
(minoriさんのご指摘で一部訂正。EDINET等、法定の開示については期限があります。)
わたしも、22日24日のエントリーで、そのまま実名で引用してたんですが、ということで、本日、当該一覧表の実名部分を「伏せ字」に修正しておきました。
(「やさし〜い」という、私の全国の女子高生ファンの声が聞こえてくるようです。)

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訂正報告書を出しても削除してもらえない鹿内家の悲劇” への6件のコメント

  1. こんにちは。
    大量保有報告書、その変更報告書、訂正報告書の公衆縦覧期間は、内閣総理大臣(から委任された財務局)に受理された日から5年間なので、未来永劫ってことはないですね。(証取法27条の28)

  2. 失礼いたしました。おっしゃるとおりですね。
    訂正させていただきました。
    (ブログは自分で訂正できちゃうところが安心。^^)
    東証や日証協なんかでも閲覧できなくなちゃうんでしたっけ??
    見る側としては、どこかで見られるといいですよね。
    ではでは。

  3. たびたびお邪魔いたします。
    > 東証や日証協なんかでも閲覧できなくなちゃうんでしたっけ??
    おそらく。
    取引所や証券業協会で閲覧できるのはなぜかというと、法27条の28第2項が
    「これらの書類の写しの送付を受けた日から5年間、公衆の縦覧に供さなければ
    ならない。」と定めているからなので。
      ※ 紙ベースで提出していた頃は、財務局
        お出かけセット(ボールペン、はさみ、のり、ステイプラー)を携えてゆくのが常でした。
        その場で訂正箇所に二重線を引き、文言を書き加え…….
         これを取引所や発行会社に送付するのか、と、ヘコんだものです。

  4. 失われゆく紙の文化・・・。T^T
    例えば、製本テープが普及したので、紙をたんざくに切って折り込んで袋とじにできる人ってのも、絶滅危惧種になってきましたね。
    私も、(結構、ドキュメンテーションの量は多い方だと思うんですが)、紙とかホチキス針とかほとんど消費しないですね最近は・・・。(パソコンの中で完結しちゃうので・・・。)